才媛にお願いされた
シアワセの共同作業

 つー訳で、このよーなコラムをおっ始めさせていただく事になりました、東陽片岡でございます。

 熟女ホテトルを中心としたお風俗へ行きまくり、その潜入ルポ漫画を10数年間描き続けてきたワタヒも、いつの間にやら今年で59歳。ハッキシ言って、かつて程の突き上げてくるよーな怒張力も無くなりました。すすけた仕事場にて、一人寂しく惰性オナニーにふけっている今日この頃なのでございます。

 さて、「おセックス」であります。

 ハッキシ言ってこの三年間、観音様に抱かれながら、その奥深くに昇天させていただくよーな、極楽浄土おセックスを実践しておりません。

 接吻ですら二年前、それも新宿ゴールデン街で、60過ぎのゲイのマスターにデープキスをさせられて以来、ご無沙汰であります。

 つーフンイキ的按配で、テッテー的にヤラシイ世界から遠ざかってしまった現在、旬のおセックスネタなどまるでございません。もはや思い出話に頼るしかない体たらくであります。そう、基本的にワタヒは思い出だけで生きている人間なのです。

 だいたいお風俗におけるおセックスに関しては、拙著のルポ漫画に描いてある通りなので、そちらを読んでいただくとして、今回は珍しく、プライベートでのお話をしようと思います。

 あれはもう、7、8年前でしょうか。某おスナックで飲んでいた時の事です。一緒にいた40ちょい前の知り合いの女性が、突然ワタヒの横でソファに正座して手をつき、「あの、お願いがあるのですが…」と、真面目な顔で相談事を持ちかけてきたのであります。お願いイコールお金、つー発想しかワタヒにはありませんから、つい身構えてしまった訳です。

「あの、大変申し上げにくいのですが…、私と、一発やっていただけないでしょうか?」

「えっ、イッパツ?」

 なんつーお願いでありましょう。その女性はまずまずの器量で、性格もよろしい才媛タイプのおネエさんであります。考えるまでもなくOKな方なのですが、ナゼかワタヒはもったいつけて、「考えておきます」なんて答えてしまったのでした。

「それではあの、手付けと言ってはなんですが、今晩、キスだけでもさせていただけないでしょうか?」

「……、解りました。では、帰りにでも」

 つー訳で、その帰り。おスナックが入る雑居ビルの階段にて、お接吻をさせていただいたのであります。すると彼女の手が、スルスルと下半身へ。

「しゃぶらせて」「いや、人が来るとまずいから、次の機会にでも」つー感じで、その日は別れました。

 ほいでもって数週間後のおデート。お互いホロ酔い気分で繁華街の夜道を歩いている時でした。彼女は急にワタヒの手を引き、またもや雑居ビルの階段へチン入であります。

 

 彼女はサッとワタヒのズボンのチャックを下ろすやいなや、アッつー間にチンポを咥え込んでしまいました。もはやこちらも臨戦態勢でしたが、「本日はここまでという事で」と、ナゼかここでもグッと我慢してしまったのでございます。

 なにしろ日頃からお風俗しか行ってませんでしたから、一般女性との関わりに戸惑いがあったのだと思われます。

 そうなのです。お風俗へ行き過ぎると、恋愛感情とおセックスが、まったく分離した体質になってしまうのであります。

 とはいえ、イイ気持ちに玄人も素人も関係ないのです。せっかく粗チンを咥えて下さった女性と、おセックスをしない手はありません。

 結局そのまた数週間後、大塚のジメジメッとしたラブホテルにて、晴れてシアワセの共同作業を完遂出来た、つー訳でございます。メデタシ。

 つー按配で、おおむねお風俗ばかり行くよーな人間でも一生に一度くらいは、このよーな体験が出来る時期が必ずやって来るものであると、確信させてくれるよーなエピソードだったのであります。たみゃらん。