昨年大ブームを巻き起こしたドラマ「逃げ恥」の“恋ダンス”。忘年会や新年会で披露した、という方も多いのではないでしょうか。恋ダンスを振付した演出振付家のMIKIKOさんに、ダンス初心者でも楽しく覚えて踊れるようになるコツを聞きました。

「胸の中」は「ドキドキドキ」 擬音に置き換えると楽しく覚えやすい

 「角度」がポイントですね。手足の動きだけでなく身体の角度をマネするとそれっぽく見えます。例えば“恋ダンス”イントロの「チャ~チャ チャチャチャチャ」という部分、手の動き以外に注目していただくと、身体の向きを少し左にふっていたり、上半身を前に傾けたりしているのがわかると思います。新垣結衣さんバージョンはそういう角度を気にしない踊り方でそれもカワイイですが、もっと追求したい方は「角度」を気にしてみてください。上半身と下半身の向きや、視線の角度も大切です。顔は前を向いているけど、視線は右頬の方から見ているとか、顎で見ているとか。顔の角度にもいろいろあるので、体全体の角度に気をつけてみるといいと思います。

——振りの順番を覚えるコツはありますか?

撮影/杉田裕一 [POLYVALENT]

 振りを自分の覚えやすい擬音に置き換えると、覚えやすくなる人も多いですね。例えば“恋ダンス”のサビなら、自分の胸に向かって手を前後させるしぐさは「ドキドキドキ、ドキドキドキ」とか。両手を頭の上に置いて小指から折り曲げていくところは「みみ、ソファミレド」、続けて「窓を、開けて」というように、動きに言葉を付けて覚えていく。自分なりに「らっちゃっちゃ、らっちゃっちゃ」というように、言葉を付けて置き換えていくと、楽しみながら覚えられると思います。
 私が振りを作るときは、歌詞の意味からとっていることも多いので、歌詞をイメージするのもいいと思います。歌詞が「胸の中」だからドキドキしていたり、「君の中に」では中に入っていくみたいなしぐさをしています。「距離の」では距離を測って、近づいてきて、「指の混ざり」では指に、「頬の香り」では頬に、というように関連した動作をしています。「夫婦を越えてゆけ」で、越えていく動きになると。そうやって改めて“恋ダンス”を見ると、「あ!」と気づくことがあると嬉しいです。

明日の第十七回の質問は、「Q17.簡単にできてキレイに見えるポージングのコツを教えてください」です。