東日本大震災での原発事故をきっかけに反原発運動に参加するもその運動に疑問を持ち、運動から離れた。そのときの体験をもとに、活動や情報発信を行っている千葉麗子。日本のために何が出来るのか模索した結果、現在辿りついた“愛国”とは何なのか?子供のために、将来のために日本に今必要な事を訴える!子供のために、将来のために日本に今必要な事を訴える!『ママは愛国』集中連載シリーズ“修身”!!

日本人は大事なものを忘れていないか

 小学校一年生の修身は半分以上がタイトルと挿絵だけで構成されています。

「良く学び、良く遊べ」「時刻を守れ」「怠けるな」「友達は助け合え」「喧嘩をするな」など、どれも今でも親ならば子どものしつけとして教えるような内容です。

 しかも、本当に当たり前のことを書いているだけです。それでいて、大人の私が読んでいても、すごく心に響いてきます。一節を紹介します。

「思いやりを持とう」(挿絵) 尋常小學修身書 兒童用 巻一 文部省著作 昭和二年発行  国会図書館蔵

【タイトル】「思いやりを持とう」

 お母さんが病気で寝ているので、近所の人が来て、この子の学校へ持って行く弁当をこしらえています。

 それにしても、近所の人が代わりにお弁当を作ってあげるというのは、今の時代からするとすごくレベルが高いなと思います。

 現在はご近所付き合いが極端に減ってきている時代だということもあるのでしょう。

 都心部では、転勤などの事情もあって、入れ替わりも激しいこともありますが、好意をおせっかいと受け取る人もいます。トラブルを経験して、ご近所付き合いを避ける傾向もあります。寝込んでいたら、お困りでしょう? といって近所の人達が助けに来ても、勝手に上がり込んで来たら、泥棒しにきたのではないかと疑うのが普通なのが、今の世の中です。