最新の脳科学を解説する中野信子先生の本から、成功するための脳の活用方法を学んでみた。なかでも「妄想すること」は、成功するための重要なアイテムだ。それを最大限に活かすにはどうすればよいかを7回にわたって記事にしてみた。

勉強してもテストの結果につながらないのは、

脳が「理解した」と錯覚してしまうから?

 

 

テストの時に「肯定的固定観念」を持って挑むだけでも、点数が上がることが証明されている実験があることを書いた。

せっかくなのでもう一つ、テストの点を上げるための方法についてのヒントを挙げておきたい。

もっとも重要に思えるのは、「知識の錯覚」についてだ。

「知識の錯覚」で典型的なのが、「あんなに一生懸命勉強したのに」「必死でやったのに」テストで良い点が取れなかった、試験に落ちた、というもの。

何度も何度も教科書やノートを読み返して理解したつもりだったのに、テストができなかった。これこそが「知識の錯覚」であるらしい。

何度も何度も読み返すことで見慣れた感覚が生じて、脳がそれを真の理解と取り違えてしまう、要は錯覚してしまうのだ。

これにはよほどの注意が必要で、教科書やノートを眺めているだけで、徐々に見慣れてきて、脳が理解したと錯覚してしまう。見慣れれば見慣れるほど、その錯覚は揺るぎないものになっていくというから厄介だ。

教科書を100回読むよりも

問題集を3回解くほうがはるかに効率的

これを回避するには、実際に問題を解いてみるしかない。つまり教科書を100回読むよりも問題集を3回解くほうがはるかに効率が良いということだ。

さらに言えば問題集をこなすと同時に、誰かに内容を教えていくのが最も望ましい方法で、自分自身が何についてわかっていて、何について分かっていないかを正確に把握するための最適な方法となるのだ。

こうした方法が、「知識の錯覚」の罠からあなたを救ってくれる唯一の方法だから、ぜひ試してみるべきだろう。