自律神経は食生活と密接に関わる。「ビタミンB12」は自律神経に直接作用する、もっとも重要な栄養素だ。毎日効果的に摂ることで、交感神経と副交感神経のバランスが向上する。
 

自律神経の不調は食事で改善できる!

 自律神経は身体の機能をコントロールする、健康の要ともいうべき器官。現代人特有の健康障害と自律神経との関係に詳しい美容内科医・里見英子さんは、自律神経改善の鍵はまず普段の食生活を見直すことだと語る(『一個人』2017年2月号取材時)。
「自律神経はとくに摂取する栄養素の影響を受けやすい器官。偏食や添加物の摂りすぎなど、食生活の乱れはイライラや不眠、冷え性や胃腸障害など、さまざまな不調を引き起こします」。

 里見さんが自律神経を整える食材として挙げるのは、納豆、レバー、タラコ、鯖、ホタテ、あさりの6つ。いずれもスーパーなどで手軽に手に入るものだ。
「自律神経の働きを高めるためにもっとも有効な栄養素は、ビタミンB12です。ビタミンB12は肉や魚介に多く含まれ、納豆や魚卵にも豊富。これらを毎日摂ることで、自律神経に起因する不調が効率良く改善できるのです」。
 里見さんはさらに、こうした食材を〝引き立て役〟となる食材(玉ねぎ、ニラ、ねぎ、にんにく)と一緒に摂ることを薦めている。
「ねぎやニラは神経を安定させる硫化アリルを含み、B12の吸収を助けます。さらに整腸効果のある食物繊維や体温を上げる辛味成分など、症状に応じた成分を含む食材との組み合わせで、より効果がアップします」。