「愛猫長寿祈願祭」を行う猫神神社の起源は?

 2月22日は「猫の日」。これは、1987年に制定された記念日で、「2」という数字は猫の「にゃん」という鳴き声のごろ合わせだ。さらに、2のぞろ目になるこの日が選ばれたという。猫の日の認知度は高く、WEB上でも多くの猫画像がアップされ、SNSでは猫への愛をアピールするユーザーが後を絶たない。
 オフライン、つまり現実社会でも、猫の日に関連したイベントが多く開催される。今年の猫の日は平日なので、その前の土日に開催されるケースもあるが、愛猫家なら見逃せないイベントが目白押しだ。

 たとえば、鹿児島の仙巌園では、毎年2月22日に愛猫長寿祈願祭を行っている。仙巌園は、薩摩藩主・島津氏の別邸跡とその庭園で、第19代の島津光久によって造られた。
 大名である島津氏だが、じつは猫とのかかわりが深い。17代の義弘は、朝鮮出兵の際に猫を連れて行った逸話が残されている。猫を戦力として考えていたのではなく、「時計」がわりに用いたという。

 猫の瞳孔は、明るいところでは細くなり、暗いところでは丸くなる。たとえば、瞳孔がいちばん細くなるときは「九つ(12時)」、大きな丸になったときは「明け六つ(6時)」、「暮れ六つ(18時)」というように、明るさによって瞳孔が変わる性質を利用していたというわけだ。
 仙巌園には、この戦で生きて帰ってきた2匹を祀る猫神神社があり、こちらで祈祷を行うとのこと。猫の日に限らず、愛猫家なら覚えておきたいスポットだ。

猫の目で時間が分かる!?

猫への愛は世界共通!

 東京都千代田区では、猫の保護活動を行う一般社団法人ちよだニャンとなる会と協同で「ちよだ猫まつり2017」というチャリティーイベントを実施。千代田区は猫の殺処分ゼロを実現する自治体で、ワークショップやライブ、猫グッズの販売などが行われる。2017年は2月18日、19日に開催し、収益は野良猫などの医療費に活用されるとのこと。
 ほかにも、アート展や物販展、猫モチーフの限定スイーツ販売など、2月は各地に猫があふれる予定。愛猫家にはたまらないひと月になるだろう。

 ちなみに、日本のみならず、世界各地にも「猫の日」が存在する。たとえば、8月8日はIFAW(国際動物福祉基金)などが定めた「World Cat Day(世界猫の日)」。まだ認知度が低いものの、この日もSNS上には猫画像があふれるようになってきた。
 アメリカでは10月29日が猫の日で、10月16日は野良猫の日。同じ月に猫関連の記念日が続くとは、それだけ愛猫家が多いということか。

 ほかにも、縁起が悪いとされる黒猫を守る目的で定められた、イタリアの「黒猫の日(11月17日)」など、世界各地にはさまざまな猫の日があるようだ。地域によって日程は異なるものの、どれも猫への愛護精神から生まれたもの。日本の猫の日にも同様に、猫への愛を叫ぶとともに、すべての猫が幸せに暮らせるよう祈りたいものである。