1万人の家計を変えた家計コンサルタント、『手取り20万円台でも「貯まる家計」に変わる新常識㊹』の著者である横山光昭が、「家計を変えるのに、まずはどこから手をつければいいのか?」疑問に答えます!

 パート主婦・直美さん(55)は、格安スマホに変えた友達の桃山春子(42)が、それまでのスマホ通信料分でネイルサロンに言っていることを聞いた。

「見てみて、かわいいでしょ、このネイル。ピンクのバラとパープルのバラと、クリスタルがついてるの。展覧会で話題のマリーアントワネットみたいでしょう」

 ネイルはお世辞にも趣味がいいとはいえないが、スマホ代で浮いた分、趣味に使えるなら羨ましい。何しろ、毎月ジャニーズのコンサートのチケットが買えるくらいのスマホ代がかさんでいるのだ。

「いいわね。格安スマホって、何が得なの?」

●通信費を安くするなら格安SIMを

 毎月の固定費のなかで、通信費は意外と支払っているものです。携帯電話やスマートフォン、インターネットのプロバイダー料金、固定電話がある家庭なら電話代などです。

 どれも活用しているので、削るのは難しいという人もいると思いますが、今は格安SIMという通信カードの入ったスマートフォンを利用するという方法もあります。

 

●大手キャリアと変わらない格安スマホ

 格安スマホと聞くと、今までできたことができなくなるような不便なイメージを持ちがちですが、そうではありません。

 不便さと言えば、docomo.ne.jpといったキャリアメールが使えなくなること、無料通話がないこと程度です。

 SNSが普及し、無料通話アプリが多数ある今では、この無料通話プランがないことはさして問題にはなりません。

 具体的には、LINEのSIMとか、楽天モバイルとか、OCNモバイルONEなど。テレビのCMでもたくさん流れていますね。

 これらは大手キャリアの通信網(特にドコモ)を借りているので、通信状況もあまり変わりません。時々、昼休みなど多くの人が一斉に利用する時間帯に「少しつながりにくいかな」と思う程度です。

 多少、付き合い方に慣れなくてはいけない部分もあるかもしれませんが、格安スマホに変えた人は一様に「変えてよかった」と言います。

 利用金額は契約の仕方にもよりますが、インターネットだけなら基本料金300円から。基本料金にデータ通信利用料が加算されるタイプもありますし、あらかじめ月の契約通信料を3Gなどと決めて1000円ほどのプランもあります。

 090、080の携帯電話番号のポータビリティも可能で、そうすると月に1200円ほどの基本料金になります。この場合、多くはデータ通信の上限が設定されています。

 メリットはこのような利用料の安さに加え、期間の縛りが少ないこと。データ通信だけならいつでも解約できますし、電話付きでも1年ほどの縛りです。制限されるものが少なく安く使えるとなると、利用しない手はないと思ってしまうほどです。

【横山チェックポイント!】

●格安SIMへの切り替えで、通信料を大幅に節約できる

●動画を見たり、ゲームを頻繁にしないなら、格安スマホで十分の可能性が高い

●定期的に料金プランの見直しや、オプションの利用状況をチェックする

「これだと、月5000円以上節約できる。ということは、年6万円以上も使えるお金が増えるってことね。旦那に嘘ついて、こっそり格安スマホに変えれば、その分ヘソクリが増えるわ!」

 大喜びの直美さんであった。

『手取り20万円台でも「貯まる家計」に変わる新常識㊹』より構成)