愛犬家と愛猫家の愛情表現の違い

 犬と猫はペット界の二大派閥。この質問は幾度となく繰り返されてきたもので、犬派と猫派による議論が交わされてきた。どちらかに優劣をつけるわけではないけれど、互いに主張しあうことで、両者の魅力を再確認していたのかもしれない。

 愛犬家と愛猫家、どちらもペットにたくさんの愛を注いでいるだろうが、ペット関連の仕事をしていると、それぞれ「犬」、「猫」という動物に対する愛情表現が異なると思うことがある。
 たとえば、WEB上では猫派のほうが圧倒的に多いと感じるのではないだろうか。SNSなどに写真がアップされると、「かわいい」「癒される」といったコメントが続々と投稿される。それが見知らぬ人の投稿だったとしても、思わず感想を伝えたくなる人が多いようだ。

 それに比べると、犬の写真に対するコメントは少ない。あるサイトでは、プロのカメラマンが撮影したモデル顔負けの美しい犬の写真よりも、素人がスマートフォンで撮影したややブレている猫の写真に2倍以上の「いいね」がつけられた。写真のクオリティだけでなく、ポーズや表情がユニークであっても、「いいね」の数では猫の圧勝だ。
 この結果だけでは、愛犬家たちがWEBに関心を示していないように思えるかもしれないが、ブログやSNSを通じて飼い主同士が交流したり、それがオフ会にまで発展したりと、愛猫家に負けないほどの熱量で犬への愛をアピールしている。

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