『バイオハザード7 レジデント イービル』はPlayStation4、Xbox One、Windows PC対応版があり、発売から2週間で出荷本数300万本(全世界)を突破した

「プレイを続けられないほど恐い」

「恐いのにやめられない!!」

 体験版をプレイしたユーザーの感想がSNSで話題となり、発売前から大きな注目を集めたサバイバルホラーゲーム『バイオハザード7 レジデント イービル』(以下『バイオハザード7』)。カプコンが誇るビッグタイトルの最新作は“原点回帰”と“新たな挑戦”の末に生み出されたという。詳しい開発の経緯、そして発売後の手応えをプロデューサー・川田将央氏に伺った。
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 全編VR対応になるなんて夢にも思っていなかった 

川田氏は『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(99年発売)からデザイナーとしてシリーズに初めて携わり、現在に至る

 『バイオハザード7』の舞台は、米国ルイジアナ州の朽ち果てた廃屋。行方不明になった妻を探し、主人公のイーサンが邸内を探索するというストーリーである。

「前作『バイオハザード6』がかなりスケールの大きな話だったので、さらに広げるとなると、次は地球の存亡を懸けて宇宙に行かなくちゃいけない(笑)。でも、それはさすがに無理があるだろうと。じゃあ、いっそのこと原点である“サバイバルホラー”を深く掘り下げようとアプローチを変えてみました。近年のナンバリングタイトルがアクション方向にアレンジされていたこともあり、もう一度“びっくり箱系の『バイオ』”を丁寧に作ろうと思ったんです」(川田氏)

PS VRでプレイすれば、より高い没入感・臨場感で楽しめる
 

 こうして『バイオハザード7』のベースとなる企画ができたのが2014年2月頃のこと。折しもPlayStation VR(以下、PS VR)の試作機が披露された時期と同じタイミングだったため、最新作ではPS VRを組み込むことが決定した。PS VRに対し、大手メーカーのビッグタイトルが様子見の姿勢を示すなか、いち早く『バイオハザード』という超人気シリーズでPS VRへの参入を決めたのがカプコンだったのだ。

「リスクもあるし、難しいことだと思います。でも、SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)さんのご協力もありましたし、もともとVRとホラーは相性が良いだろうと思っていましたから。ただ、当初は全編VR対応になるなんて夢にも思っていませんでしたけどね」(川田氏)