話題の保育士・てぃ先生による書き下ろし最新刊『ハンバーガグー!』よりちょっとほっこりするお話を。

■びっくりさせたい

 保育士をしながらよく思うことは、子どもは大人の様子をよく見ているな、ということ。そして、いいこともあまり良くないことも真似をします。

 そんななか、大人の表情やリアクションを見て一喜一憂することがあります。特に子どもが大好きなのは大人が驚く様子です。目を輝かせてゲラゲラ笑います。

 例えば、保育園ではかくれんぼのとき。僕の勤めている保育園の子たちは、鬼役をしているとき、隠れている先生を見つけると、そのまま「見つけた」とは言わず、そーっとそばまで忍び寄り、わざと大きな声で「せんせい! みーつけた!」と叫びます。とにかく驚かせたいのですね。
 それに対して先生たちは、そういった子どもの行動を予測していたとしても、「わー!」とビックリしたようなリアクションをとります。そうすることで子どもが楽しそうに笑ってくれるからです。

 子どもは『やった!先生をビックリさせた!』と、普段は勝つことのできない先生を負かしたという達成感を味わうことができます。これがもううれしくて仕方ないのですね。

 ある日のこと。
『驚く先生の様子が見たい』
 きっと彼はそう思ったのでしょう。ただ、その男の子(4歳)の可愛いところは『どうやったら先生がビックリするのか知っておきたい』と考えたところです。

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