東京ディズニーリゾートの楽しみといえば、アトラクションやショーだけだと思っていませんか? しかし、十数年パークに通うディズニーブロガーのみっこさんは、「アトラクションやショーの魅力はもちろんですが、ふとした光景に隠れているこだわりを見つけるとパークで味わえる感動は何倍にもなる」と言います。最新刊『思わず話したくなる究極のディズニー』より、ディズニーランドの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」に隠れた魔法を紹介します。

◆待ち時間が「4」分になったことがある

 

 数字遊びも得意なディズニーのテーマパーク。有名なものですと、「ホーンテッドマンション」のスタンバイ時間が5〜10分前後の時は、不吉な数字といわれる「13」分が表示されることが挙げられます。
 ちなみに、ディズニーシーの「タワー・オブ・テラー」で特別版の「LEVEL13」が行われる期間も、スタンバイ時間が短ければ「13」分表示になることがあります。
 このホーンテッドマンションの「13」分表示は空いている時か、朝一番であれば見られますが、実は過去に「4」分表示がされたこともあるのです。
 これは日本での忌み数である「4」を用いたためと考えられますが、最近は使われることがなくなりました。
 不吉な数字に限らず、近年は「プーさんのハニーハント」でもおもしろい時間表示がされるようになりました。キャストだけが参加できる限定のイベント、サンクスデーでは「39(サンキュー)」分や、「832(ハチミツ)」分となることもあるようです。遊び心がありますね。

◆入口周辺の「動物の墓」に隠されたジョーク

 ディズニーランドの開園当初からある「ホーンテッドマンション」。精巧に作られた内部も見ごたえ満点ですが、細かなこだわりは外にもあります。
 入口周辺のお墓のなかには「動物の墓」もあり、そこにはさりげないジョークが隠れています。
 例えば、「スキマー」という「アヒルの墓」。墓碑に刻まれている言葉は、「Shouldn'tHave Visited The Neighbors Before Dinner」。これは「隣人の夕食前に訪れるべきではなかった」という意味。このアヒル、どうやらお隣の夕食にされてしまったようですね。
 またもうひとつ、猫の「フラッフィー」の墓碑と石像があるのですが、不思議なことに亡くなった年が9つも刻まれています。
 なんとも不気味な話ですが、これは「A cat has nine lives(猫に九生あり)」のことわざが元になっていると思われます。猫は狡猾でなかなかしぶとく、容易に死なないといった意味が含まれているのですが、ちょっと背筋が寒くなるようなジョークです。

◆実は同じBGM? 不気味な音楽の秘密

 アトラクション中盤の墓場のシーンでは、音楽に合わせて歌ったり、踊ったりする幽霊達に遭遇します。陽気な彼らが歌う曲のタイトルは『Grim Grinning Ghosts』。「にやにやと笑う幽霊」という意味です。おもしろいのはこのBGMが、アトラクション内のいろいろなシーンで曲調を変えて何度も流れること。
 例えば、最初に入るゴーストホストの肖像画の部屋では、ゆっくりとしたテンポで、低音で流れています。ところが、先の墓場のシーンではアップテンポでにぎやかにアレンジされています。
 曲調を変えてまったく異なるイメージにしていますが、同じ曲を何度も聴かせることでゲストの印象に残りやすくしているのかもしれません。

『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ刊)をもとに構成>