バレンタインデーは、チョコレートともに愛を告白する日。そのお返しはホワイトデーに行われるわけだが、こうしたイベントに縁があるのはリア充のみ。非リア充としては「売上げをアップさせたい企業の陰謀だよ」などと強がることしかできない。

 しかし韓国には、そんな非リア充にもチャンスが与えられる日があるのだ。その名も「ブラックデー」といい、4月14日に行われる。バレンタイン&ホワイトデーが恋人の日というならば、ブラックデーは非リア充の日ともいえるだろう。
 この日は、バレンタインやホワイトデーで成果をあげられなかった、何ももらえなかった人たちが黒い服を着て、黒い食べ物を食べるという。韓国では、この日に黒いソースがかけられた韓国風ジャージャー麺(チャジャンミョン)を食べる=恋人がいないことを表すのだとか。

韓国風ジャージャー麺

 コーヒーを飲むならもちろんブラックと、とことん黒にこだわる日。寂しさを余計に感じてしまいそうだが、恋人がいない人同士が集まって、そこから新たな縁に恵まれる可能性もあるそうだ。

 それでも恋人ができない非リア充は、5月14日の「イエローデー」を過ごすことになる。黄色い服を着てカレーライスを食べなければ、一生独身になるともいわれる恐ろしい日だ。
 ちなみに、この日までにめでたく結ばれたカップルたちは、バラを贈り合う「ローズデー」として過ごすことになる。カレーを食べるか、バラを贈るか。その行動でリア充か非リア充かわかるというわけか。

 ほかにも、恋人の有無によって明暗が分かれる日があり、8月14日のグリーンデーには、カップルたちは森林浴へ行き、シングルは緑色のボトルの焼酎を飲むという。このように、色に関する記念日は多々存在し、若者を中心に楽しんでいるようだ。

 日本でもブラックデー関連のイベントが行われることもあるが、あまり浸透していない。日本の4月14日といえば、愛媛県の柑橘類生産農家が1994年に制定した記念日「オレンジデー」にあたる。この日は、バレンタイン、ホワイトデーで結ばれた二人の愛を確かなものにするために、オレンジやオレンジ色のものを贈り合うとのこと。
 なぜオレンジかといえば、「花嫁の喜び」「結婚式の祝福」などの花言葉があることや、欧米では愛や繁栄のシンボルとして知られていることに由来している。

 韓国にもオレンジデーがあり、11月14日に制定されている。この日は恋人とオレンジジュースを飲んだり、映画を見たりするそうだが、オレンジデーとは日韓ともに、非リア充には無縁かもしれない。

 各種イベントは楽しい仕掛けが盛りだくさんだが、シングルでは参加しづらいものが多いのも事実。やっかみつつも心の底ではうらやましく感じる非リア充の諸君、今年は全身黒コーデでひそかにブラックデーを楽しんでみてはいかがだろうか。