川崎フロンターレ所属、大島僚太選手の今シーズンの目標。守備に重点、そして昨シーズンの雪辱を……。

――今シーズンの目標は?

 昨シーズンの天皇杯、決勝戦。鹿島アントラーズとの一戦は延長戦にまでもつれ込みましたが、結局1対2で負けてしまいました。105分まで出場をしていた僕は、ベンチで試合終了のホイッスルを聞いたわけですが、本当に悔しかった……。

写真/花井智子

 僕の所属する川崎フロンターレは、リーグ戦、カップ戦といつもいいところまで行くのですが、まだタイトルを獲ったことがありません。
 そういう意味でもどこよりも強くタイトルを欲しているチームだと思っています。そのチャンスだった天皇杯の最後の一戦で、また「一歩」届かなかった。悔しい以外の言葉が見当たりませんでした。
 シーズン最後の試合で大きな悔しさを味わい、臨んでいるのが今シーズンです。監督が変わり、サッカーに対しても守備の意識が向上しています。キャンプでは選手全員が集まったミーティングで監督が守備について口酸っぱく話しをされていましたし、実際の練習メニューもそこに重点を置いていました。
 だから勝ちたい。今年こそはタイトルを獲りたいんです。

 そもそも僕は負けず嫌いなんですよ。サッカーに関してだけなんですけど(笑)。
 サッカーをしている人には負けたくないという気持ちは強いと思います。取材で「ライバルとなる選手はいますか」と聞かれることがあるんですが「サッカーをしている人全員がライバルです」と答えるんですね。特定の誰かでもポジションを争う誰かでもない。僕にとってはチームメイトや対戦相手はもちろん、年齢が上であろうが下であろうが、全員がライバルであり、負けたくない相手になります。結構、マイペースだと思われていて、これを言うと驚かれることも多いんですが……試合のときは特にそういう気持ちが強い。実際の生活においてはライバルどころか、周りの人のこと気にすることなんてほとんどないんですが(笑)。

 とにかく、今シーズンはタイトル。フロンターレでタイトルを獲ることが一番大きい目標です。これが実現できれば、僕自身の成長にもつながると思っていますし、昨シーズンの最後のような思いはもうしたくないですから。