高校時代に川崎フロンターレのスカウトに声をかけられたのが最大の転機と語る、大島僚太選手。もしも入団の誘いがなければ、そのままサッカーを辞めていたという。

――10代の頃の大島選手について教えてください

 地元には清水エスパルスがありましたが、幼い頃はあまりサッカーを観に行った記憶はなく、高校でも同級生が「プロになりたい」と話す姿を見て「あーそうか」ぐらいの感情しかなくて。僕はサッカー選手を目指していたわけでもなければ、プロになることを強く願っていたわけでもありませんでした。ただ純粋にボールを蹴ることが楽しかったんです。

――もし高校時代にフロンターレのスカウトから声がかからず大学進学をされていたら、そのまま別の道に?

  99%他の道に進む予定でしたが、サッカーを辞める直前のタイミングでお話をいただいて。その時すでにフロンターレに加入する新卒選手が5人決まっていたので、もう補強はしない予定なんだと言われていたのに、6人目の僕をとってくださいました。そこから急激に人生が変わっていきましたね。

――もしサッカー選手になっていなかったら?

 

 憧れてたのは体育教師です。高校の体育の先生がかっこよくて。人に興味を持ってしっかり接することができる先生って素敵だなと思い、教師になりたいと考えていました――(フロンターレのスカウトの)向島さんと出会うまでは。声をかけていただいた時にはもう大学への進学を決めていたんですが、フロンターレの練習に初めて参加したことで「こんなにサッカーが上手い人達がいるんだ、負けたくない」という気持ちがわいてきて、一転、プロの道に挑戦することを決めました。