エロ面において、女は自分で自分をわかっていないと思う。
どんなプレイがツボなのか、基本ノーアイディアで、男にされたことに対して「これはアリ」「これはムリ」と振り分けながら、自分なりのエロ観を育んでいくのだろう。
 

世の女性は羞恥プレイが恥ずかしくないのか?

 よくオトコたちは「女はわからん」とボヤく。同感だ。女も、とくにエロ面においては自分で自分をわかっていないと思う。どんなプレイがツボなのか、基本ノーアイディアで、されたことに対して「これはアリ」「これはムリ」と振り分けながら、自分なりのエロ観を育んでいくのだろう。
 結果「これはアリ」だらけのキャパに成長してしまった私だが、豪胆かというと、わりとそうでもない。たとえば、ちょっと仲よくなったオトコと2人きりになろうものなら、たちまち恥ずかしさでのっぴきならなくなる。

(……ひょっとしたら2人にナンかあるかもしれないという、この甘ったるい空気……ううっ)
 そう思っただけでふくれあがる羞恥に耐えきれなくなり、先方がそろそろ色目を使おうとするより速く自らセックスに持ちこんでしまう。あれこれセクシィな妄想をしたりされたりするのが実践以上に恥ずかしく、サッと一通りを済ませちゃってラクになりたいのだ。

(フー、これでひとまず安心だ……)と冷や汗をぬぐい、オトコのロマンをぶちこわすという、変異質なりにかなりの恥ずかしがり屋である。
 なので、羞恥プレイは大の弱点だ。やらずして「これはムリ」に振り分けているのだが、世の女性には大きく支持されているのが驚きなのだ。

真っ暗闇でアソコだけ懐中電灯で照らされると…

 発情中(恋愛中ともいう)の女子が集うと、ある人は「デートはノーブラが決まりなの。いろんな人にシャツ越しのツンツン乳首がバレてる気がして、もう恥ずかしくって」と世にも嬉しそうに言い、またある人は、「深夜の公園でシちゃった! だれかに見られてないかドキドキでたまンなかった」と屋外プレイをたたえる。
 家やホテルでもせっかくのフカフカベッドを使わずに、わざわざベランダや鏡の前でまぐわうだとか、室内照明を全灯にしている率も高い。

(うーむ。女は見られると興奮するって本当なのネ……)
 恥ずかしいとソノ気になれない私は異端派だ。「私も部屋は暗いほうがいいナ」と賛同してくれる人さえ、「真っ暗闇でアソコだけ懐中電灯で照らされると、恥ずかしさのあまりもう洪水」とウットリするのである。
(えー。なんか変態みたい……)
 複数プレイなんぞしといてよく言うワ、と怒られるが、アレは皆、自分の行為に没頭し出すとほぼ周りを気にしない。場内完全密室だし、暗い。だからできた。 

 それに比べて、
――恥ずかしい格好だな、丸見えだぜ?
――いや、やめて……。
――ほらダクダクに濡れてるよ、このドスケベが。
――やぁん、恥ずかしいっ、見ないでぇぇ。
 という燃え方は百倍もいやらしく、それを好む女のエロっ気には頭が下がる思いだ。