インスタグラムで毎日1万いいね!がつく人気の柴犬「だいふく」。その人気は書籍が刊行されるほど。
飼い主が柴犬との日々の暮らしを通じて感じた幸せやちょっと困ったことまで愛すべき小悪魔「柴犬」の魅力を3回にわけてたっぷりと教えます。

犬と暮らしていなくても柴犬に夢中になる理由

 最近は柴犬が大人気ですよね! この流行には、今までのブームとはちょっと違う特徴があるんです。犬の飼い主さんは、愛犬と同じ犬種を好む傾向があります(猫の飼い主さんは猫全般が好き)。でも、柴犬はさまざまな犬種の飼い主さんに好かれ、犬を飼っていない人さえ夢中にしています。その理由とは?

 動物園のパンダやペンギンの人気ぶりと似ていますが、柴犬は街にいるとても身近な存在。いっそう親しみやすさを感じられることも人気の秘密! 携帯電話のCMに北海道犬が登場したことで、日本犬自体のイメージが「番犬」から「かわいいワンちゃん」へ変わったことも理由でしょう。

 犬を連れて小学校や介護施設へ訪問活動を行うボランティアの方から聞いた話ですが、小さな可愛らしいタイプの犬より、柴犬に人気が集中することもあるとか。「オオカミみたいでかっこいい」、「昔飼っていた犬に似ている」と好評だそうです。確かにピンと立った耳やクルリと巻いた尾の犬は、昔からよく見かけたうえ、昔話や絵本に登場するオオカミや犬にそっくり! 犬を飼っていなくても懐かしさを感じるようです。

 飼い主さんに柴犬を迎えた理由を聞くと、「子どもの頃、近所にいた柴犬が好きだったから」、「忠犬らしさに憧れて」、「CMを見て白い犬を飼いたかった」と、思い出やイメージがきっかけになっているケースが多いようです。「柴犬が大好き」という気持ちは、日本人の記憶に刻まれているのかもしれませんね。そういう筆者も、物心がつく前からずっと日本犬と暮らしていて、日本犬の持つ魅力に取り憑かれた一人です。

 最近は海を越えて人気が広まっています。筆者がInstagramで毎日更新している柴犬だいふくの写真も海外からのフォロワーがとても多く、コメント欄も日本語だけでなく英語やスペイン語、ロシア語、中国語など様々な国の言葉が飛び交っています。柴犬は犬の祖先の姿を色濃く残している犬種です。犬と暮らしたことがない方も夢中になる理由は、懐かしさを感じているのかもしれません。