今年の3月26日、ひとつの人気スニーカーが30歳の誕生日を迎えた。
そのモデルの名は、エア マックス。今なお人気のトップを爆走しつづける名機の誕生日を
お祝いしようと、『SNEAKER JACK DAILY』編集部も“パーティ会場”に向かったがーー。
写真を拡大 30歳の誕生日パーティの会場に選ばれたのは、東京国立博物館 表慶館。普段は日本と東洋の文化財を展示している伝統的建築物は、まさにナイキが誇るレガシーの記念すべき日にふさわしい場所だ。

3日間だけのエア マックス博物館! スケールのデカさに圧倒。

 エア マックスの生誕30周年。スニーカーシーン全体を考えてもかなりのビッグイベントなので、相応のスケールで開催されるのだろう…とは思っていたが。まさかあの“国立博物館”でやるとは! しかも表慶館を全館貸し切り。いや、さすがNIKEさん、やることが違います。

写真を拡大 正面のビジョンに映っている映像は今回の30周年プロジェクトのキービジュアル。

 まずエントランスで出迎えてくれたのが、荘厳な吹き抜けから無数のバルーンを吊り下げたオブジェに、オリジナルムービーが上映されるオーロラビジョン。博物館というある「静」の空間に、ライトアップで「動」をもたらした演出が、ここが非日常空間であることを指し示しているようだ。
 そして、そんな入り口を抜け、最初に目に飛び込んできたのは…。

写真を拡大 入り口から順に、歴代エア マックスの象徴的モデルを各サークルのセンターに配置。ひと目でシリーズの歴史をざっくりと振り返ることができる、という訳だ。
スニーカーの
“枯山水”や〜!

 説明しよう! 枯山水とは、日本庭園の様式のひとつで、砂や小石を水面に見立て、その模様で水の流れを表現する技法。そこで表現されるのは、無常の世界か、はたまた宇宙空間かーーその解釈は様々である…(編集部調べ)!
 という程度の知識は日本史の授業で習ってはいたが、まさかそれをスニーカーで表現してしまうとは。しかもよくよく見ると、一足一足のエア マックスを白く塗って、一面に敷き詰めているのだ! なんという、こだわり! なんという、スニーカー愛! 製作には無数のドミノを並べるが如く、相当な集中力が必要だっただろう。その姿を想像するだけで、頭が下がる想いだ。
 NIKEさんは、エア マックスを芸術の域にまで高めようとしているのか…。そう感じながら歩を進めると、次々とアーティスティックな演出がーー。

写真を拡大枯山水に続き我々を迎えてくれたのは何と「エアマックスで作った甲冑」。その圧倒的存在感たるや!
写真を拡大 ワイヤーで吊るされたエアマックスとロボットアームが、プロジェクター上に幻想的な映像を作り出していた。

 そして各界の著名人とエアマックスの“コラボ”企画もーー!

写真を拡大 縁ある著名人たちが自らの私服と歴代エア マックスを使ったスタイル提案。 中には年代モノの私物エア マックスを合わせている猛者も。

 うーむ、ここまでで既にお腹いっぱい! エア マックスを古今東西&温故知新、さまざまな角度で切り取った、まさにこれは、

エア マックス記念博物館! 

 ここまでの完成度、もはや常設展示にしてほしいぐらいだが、3日間限定というのが名残惜しい限り(※現在は終了しています)。NIKEさん、ぜひご検討を…!

 と、しばしその歴史の重みを噛みしめる編集部だったが、もちろん今回の30周年は過去を振り返るだけではない。「これまで」の先、「これから」の30年を見据えた、さまざまなアプローチも用意されていたのだーー!

 

次のページ このイベントの目玉は…この新作でした!