U-23日本代表として、リオデジャネイロ五輪で活躍した大島僚太選手。同チームのキャプテンを務めた遠藤航選手について、お話を聞いた。

――遠藤航さんはU-23でどんなキャプテンでしたか?

 世代別とはいえ一番上と一番下の年齢差が5つくらいあるチームでしたが、航は歳下の選手も話しやすいように同じ目線になって会話をしたり、チームメイトみんなの意見をきちんと取り入れるけれど、言う時はハッキリ言う。いつも心の扉を大きく開けてドシッと構えている頼れるキャプテンでした。でも、みんなからいじられる(笑)。

 

 以前合宿中に、気持ちの切り替えも大切だと思い、「選手だけで外で食事をしたい」と、航がみんなの要望を手倉森監督に伝えたことがありました。通常でしたら、用意された食事を食べなさいと指示が出ると思いますが、その時監督は「航が言うのなら」と外食を許可してくださいました。そのやり取りを見て感じた事は、選手たちの意見もちゃんと伝えられるし、監督の意見もきちんと聞くことができる“キャプテンらしいキャプテン”だなと。

――ご自身がキャプテンをやりたいという感覚はありましたか?

 僕はそれよりも、チームが良い雰囲気で上手くまとまることが一番大切だと思っていました。以前キャプテンに任命された時、岩波(拓也)は「キャプテン練習やろうよ!」みたいにいじってくれたんですけど、他の歳下の選手は僕のこといじりにくそうで(笑)。普段からひとりが好きなタイプで、ホテルでもひとり部屋で静かに過ごすことが多かったので、みんな航の方がいじりやすかったのかな、と思います。
 リオ五輪の時、監督が「キャプテンは航でいく」と発表した時もみんな納得していましたし、オーバーエイジの選手が合流した時も航がキャプテンだったから上手くチームに馴染むことができたのだと思います。