2016年夏に開催された、リオデジャネイロ五輪。男子サッカーは決勝トーナメントへと駒を進めることがかなわなかった。“世界との差”はどこにあったのだろうか? U-23日本代表として本大会に出場した大島僚太選手に、当時を振り返ってもらった。

――リオ五輪では、最終的にはラウンドに上がれませんでした。どこに世界との差を感じましたか?

 

 終わってみると、初戦で負けたのはやはり厳しかったと思います。しかし「初戦、初戦」と言いつつも次のコロンビア戦では引き分けでしたし、結局勝ちが少なかったという点では初戦が全てとは思いませんでしたが、どちらかというと初戦より2戦目の方が今までの手倉森監督のサッカーだったと感じました。

――あそこで勝ち切れていれば、と。

 はい。でも初戦……ビックリしました。あんなに打ち合いになるとは。

――フロンターレとドルトムントの試合と同じくらい、観ている側も驚きました(2015年7月7日プレシーズンマッチにて0-6)。前半でどれだけ点が入るんだろうと。

 前半で5-4って珍しいですよね。

――しかも点が入るのが早かったですよね。観ている側も、「点入れられたけど、この守備ならすぐに取り返せるから大丈夫だな」と思っていたら、お互いに入れまくる展開でしたね(笑)。

 そこで踏ん張れなかったっていうのはありましたね……。

――技術面、チーム、メンタルなど相手チームとの差を感じたところや、この試合から学んだことはありますか?

 そうですね、メンタルという意味では立ち上がりから選手の中で「どうしよう」と、少し迷ってしまったところがありました。
 そうしたら、バラバラだったところを一瞬で取られてしまった。もちろんフォーメーションのせいではなく、テグさんの言うように「手堅く」が徹底できず、少し浮足立ってしまったというか。守備から入るのか前から取りに行くのかというところで一つになりきれなかったと感じました。

――そういう本当にちょっとした部分の差で、これならもう少しで勝てるという手応えはあったのでしょうか。

 本気を出した時はやはり凄いなと感じました。身体能力もそうですし、速さも格が違う。でも、良い距離間になれば、コンビネーションという部分では通じる部分があったのかなと。だからこそ守るべき時に守れなかったことが悔やまれます。
 そういう時に、どう立て直すかということが大切なんだと思いました。結局5点も取られてしまったので、普段通りに戦えなかったのが残念です。

――やはりギアが入った瞬間のアフリカ勢や南米チームは(勝敗にかかわらず)違いましたか?

 相手チームには力強さと迫力がありました。あとは単純に背が高いと圧があるんで。
 決勝トーナメントに行っていたら、ブラジル(優勝チーム)と当たるはずでした。でも勝ち上がり方などを見ていると、ブラジルもあまり良い戦いではなかったと感じました。そういう意味ではあのような強豪国でも押し潰されてしまうくらいのプレッシャーを感じることがあるのだと知りました。しかし最終的にはそのプレッシャーをはねのける力があるところが素晴らしいと思います。

――ネイマールの泣いている姿がそれを物語ってましたよね。

 僕らはその時すでに帰国していたのでテレビの生放送で見ましたが、ただただ凄いなと感じました。