「筋トレで手にした肉体があれば『上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れる』という全能感が得られ、心に余裕が生まれる」。そのパンチの効いたツイートが話題になり、今やフォロワーが15万人を越えるTestosterone。マッチョ社長として熱狂的なファンを持つ彼が、自身の時間管理術を新刊『筋トレライフバランス マッチョ社長が教える完全無欠の時間管理術』にまとめた。海外での忙しい社長業をこなしつつ、毎日のように筋トレを行う秘訣とは……? 限界までスリムアップされたその時間効率術には、サラリーマンも真似できる仕事術の極意が隠されていた! (3/3回目)

それでも言い訳をしてしまう君へ

 

 前回は朝の使い方とルーティーン化についてお伝えした。それでも君が「時間がない……」とか「難しそう」と思うなら今から言う3つをとにかくやってみてほしい。

 まずは、ジムに入会してみること。いきなりハードルが高いだって? 何を言ってるんだ? ハードルが高くて誰もやりたがらないからこそリターンがデカいんだろう。入会しちゃったら引き返せないしな。退路を断つんだ。いつまでもぬくぬくやっていても何も変わらないことは、自分が一番わかっているだろう?

 そして、2つめは起床時間を決めること、3つめは就寝時間を決めること。一日のスタートとゴールが決まっていて、その間に仕事も好きなこともやらないといけないとなるとメリハリが生まれる。限られた時間のなかで自然と時間の使い方を工夫するようになっていくからだ。

 ちなみに、徹夜をしているサラリーマンも珍しくないと思う。この徹夜、正直おすすめできない。僕の場合は、徹夜が筋肉の成長にとって天敵であるという理由もあるが、徹夜中の作業効率はどうしても悪くなってしまう。一刻を争うような場合は別だが、徹夜中には意外と心の余裕が生まれてしまうものだ。ダラダラしがちだし、眠いから集中力も散漫になってしまう。だからこそ、デッドラインのギリギリという状況でない限り、少しでも寝たほうがいい。仮眠レベルでも頭はスッキリするし、起きたときから締め切りまでのカウントダウンが始まるから普段の君からは考えられないくらいの集中力も発揮される。

 ジムへの入会と同じように、起きる時間と寝る時間をきちんと守ることもハードルは高いだろう。まあ、人間は元来怠け者である。やはり意志の力だけでは継続することは難しい。では、どうやって続けていくのか? その答えは、意志を習慣に変えてしまうのだ。

 例えば、「6時に起きたい」「22時に寝たい」は意志。これを続けていくには、意志力が必要だし、かなりエネルギーの必要なことでもある。しかし、しばらく続けていると「6時に目が覚める」「22時に眠くなる」と意志が習慣になっていく。特に睡眠や筋トレなどは、その効果を身体でダイレクトに実感できるから習慣化もしやすい。

 また、君が「やりたい」と思っていることも習慣の一部に組み込んでほしい。いくらやりたいと思っていても、精神力だけでは続かないことも多い。甘えさせる隙を作らないように「行こうかな、やめとこうかな」と迷うのではなく、「当然行く!」と決めておこう。ウダウダ迷っている時間も無駄だ。まずは一度決めたことを3週間は続けてみてほしい。この3週間のがんばりが、君の人生の時間効率を決めると言っても過言ではない。

 さて、起きる時間と寝る時間を決め、ルーティーン化しても時間が足りない場合はどうするか。その場合は、優先順位をつけて黙々とこなしていけばいい。優先順位の付け方は、仕事をする上でも非常に重要だ。僕は社長をしているから身をもって体験しているが、優先順位の付け方が上手い人は仕事もできる。

 反対に、優先順位の付け方が間違っていると時間を浪費しかねない。というのも、ある時、部下に資料の作成を頼んだことがあった。この資料は、企画の大まかな主旨が伝われば十分だったが、彼は真っ先にディテールから取り組んでいたのだ。図やグラフがたくさんあってかっこいい資料ではあったが、結局何が伝えたいのかイマイチわからないものを渡された。これでは話にならないし、作り直すにも時間がかかってしまう。だが、基本を押さえておけば、もし修正点があっても直す量はたかが知れている。

 仕事も日々の生活も優先順位を意識してみよう。どちらの効率も間違いなく上がるはずだ。