フェラにおいて、つい意識を向けてしまうのは、男根のフォルムである。
性格やクセ、対人傾向など、持ち主の特徴的個性が、ちゃんと現れている気がするのだ。

オトコにとってのお宝はタマ袋ではなく男根と知る

 まだ無垢な少女の頃は、オトコのシンボルといえばタマ袋、つまり睾丸だという印象を持っていた。これの大小や機能・能力が男性性をつかさどる、みたいに思っていた。女児でさえ急所として認識していたし、タンタンタヌキの歌はしょっちゅう耳にし、マンガや男性作家さんのエッセイなどでも、親しみやすくラフに語られているのをよく目にしていたからかもしれない。
 しかし、実際にフタを開けてみたら(生身のオトコを知り初めてからは)、オトコにとって最重要のお宝的存在はむしろ男根だと知った。全般的に、オトコは自分の男根に対して非常に過保護で猫かわいがりしている、という事実に直面して、おやっと驚いたのである。
(この密な関係は…。まるでオトコ本人が従者で、男根が陰の小さな皇帝みたい)

 もしかしたら時代による性意識の変化も絡み、生殖より快楽のほうが優先されるようになったという文化的影響もあるかもしれないが、具体的なことを言えば、最大の愛情表現として高評価されるのは、男根に実労働をさせる挿入よりもフェラであると認識を改めるに至ったのである。