寿司屋の湯呑みや暖簾、お土産袋などなど、魚偏の漢字を目にする機会は意外と多いけれど、案外読めないという人も多いのでは?
今回は『一個人』2017年6月号の特集「見て! 知って! 食べて!! おいしい! 大人のためのお魚大図鑑」より、日本人に身近な漢字をピックアップ。由来や成り立ちと一緒に、魚偏漢字をクイズ形式で紐解いていく。


カウンターに座って漢字を見るなり、迷わず注文できればかなりの「通」!?
寿司ネタの魚偏漢字クイズ!

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〈初級編〉

Q1. 鮭
ヒント……「鮭」は本来「フグ」と読む。怒ると腹が膨れる魚がフグとなった。「圭」は「三角形に尖り、形が良い」という意味がある。

Q2. 鯛
ヒント……「鯛」はまんべんなく日本列島の周辺でいつでも獲れる魚。「あまねく=周」から「鯛」になったといわれる。

Q3. 鮹
ヒント……「鮹」は本来クモのことを表す。「海に棲むクモ」との意味から「海蛸子」と書かれ、省略されて「鮹」になったといわれる。

Q4. 鰹
ヒント……堅魚(カタウオ)が変化した。鰹節が固いことから「鰹」になったとの説もある。「鰹」には「おおうなぎ」という意味がある。

Q5. 鱒
ヒント……つくりには「赤い」の意味があり、赤い目の魚である鱒に当てられたといわれる。また「鱒」は「魚が泥に入る」との意味も。


〈上級編〉

Q6. 鰆

ヒント……主に初春の産卵期に獲れるので「春の魚」として「春」の字が当てられた。細長い魚で「狭い腹」から読み方が転じた説も。

Q7. 鰍
ヒント……出世魚のブリの幼魚期の名称。「秋」は「引き締まって細い」という状態を表している。「かじか」「どじょう」とも読む。

Q8. 鯒
ヒント……「甬」が鐘の柄を意味し、鐘の柄に形が似ているからとの説と、姿が漢字の「甬」の形に似ていることからきた説がある。

Q9. 鯑
ヒント……つくりは「晞」が省略されたもので、「晞」には「乾かす」との意味がある。鯑が鰊の卵を乾燥させて作ることから。

Q10. 鱚
ヒント……縁起のいい「喜」の字を当てたもの。海岸で釣れることから「岸」の変化や、群れることから「帰す」を語源とする説もある。