確かな演技力とワイルドでセクシーな存在感で注目をあびる俳優・青柳翔。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する彼が6月7日に2ndシングル『そんなんじゃない』をリリースする。前作の1stシングル『泣いたロザリオ』は約5万枚のセールスを記録。期待の高まるなか、2ndシングルについて、インタビューした。
 

―1stシングル「泣いたロザリオ」は週間チャート7位、デイリーチャートでは最高3位を記録するなど、この作品で得られた反響をどのように感じていますか?

青柳翔「自分の周りにいる人間や家族も喜んでくれましたし、たくさんの方に応援していただいて今の自分があると痛感しています。まさか10年以上前の夢が舞い戻ってくるとは思っていなかったので、1stシングルをリリースできたことは本当に嬉しかったです」

―発売後に、ラゾーナ川崎、阪急西宮ガーデンズ、札幌ファクトリーで発売ミニ・ライヴ・イベントを実施しました。そこで感じたこととは?

青柳翔「地元・札幌のライヴには家族も来てくれましたし、少しは親孝行できたのかなと思っています。友達の親が握手会に来てくださったり、中学の頃から遊んでたシンガーの友達とも久々に会えたり、地元に帰って歌えたのは感慨深かったです。ラゾーナ川崎と阪急西宮ガーデンズのライヴを含め、歌を通した人とのつながりの大切さも再確認できたライヴでした」

―前作のインタビューでは「俳優も歌手もどちらも100%」と発言されていましたが、その気持ちは今も変わりませんか?

青柳翔「変わっていませんが、これまで以上に両立の難しさを感じています。例えば楽曲制作している最中にお芝居の仕事が入ったら、どっちも100%でやる気持ちで挑んだとしても、やっぱり身はひとつなのでズレが生じることがあると思うんです。これからリリースを重ねて経験を積んでいくことで、うまく折り合いがつけられるようになると思っていますし、そうなるようにがんばっていきたいと思います」

―今回の2ndシングル「そんなんじゃない」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?

青柳翔「様々なタイプのトラックを用意していただいて、プリプロをして、どの歌が2ndシングルにふさわしいかスタッフさんと話し合って曲が決まりました」

―どのような方向性でトラックを集めていったのでしょうか?

青柳翔「バラードとアップテンポな曲、あとはミディアム・バラードですね。この3つのパターンに分けて作曲家さんに曲を用意していただいて、その中から選ばせていただきました」

―前作に続き小竹正人さんの歌詞ですが、どんな感想を持ちましたか?

青柳翔「今回も歌詞はすべてお任せしたんですが、こんな恋愛もあるよねってメッセージがありながら、どこかで僕の背中を押してくださっているような、そんな気にさせる歌詞なんですよね。小竹さんなりの僕に対するメッセージも入っているのかなと思いました」

―歌詞の世界観はどう感じましたか?

青柳翔「恋愛が始まって1~2年って、幸せな時期ですよね。でも、4~5年経ってくると、相手のことを思って仕事をがんばっているのに、それが悪循環になってしまったり…。良かれと思って一生懸命やっていることが、相手には伝わらないことってある気がします。〈そんなんじゃない!〉。そんなメッセージを歌った世界観だと自分は解釈しています」

―気に入っているフレーズやポイントになる言葉なども教えてください。

青柳翔「やっぱりタイトルにもなっている〈そんなんじゃない〉というフレーズはインパクトありますし、小竹さんならではの言葉だなって思います。サビで〈そんなんじゃない そんなんじゃない〉と繰り返した後にまた〈愛してる 愛してる〉と言葉を繰り返すことで、メッセージが強まっていると思います」

―あとは、今回のMVで掲げたテーマを教えてください。

青柳翔「採石場にセットを組んだ幻想的な雰囲気の中で、男のだらしなさやダメな部分を映像で表現しました。回想シーンは特にセリフが決まっているわけではなかったので、その場で監督さんや女優さんとコミュニケーションを取りながら演じました」

―ずばり、今回のMVの観どころは?

青柳翔「今回のMVはお芝居が入っているので、前作とは違った世界観を楽しんでいただきたいです。明るい回想シーンから、やがて男のダメな部分を描いた場面、仕事に没頭するがゆえに相手を傷つけてしまう場面へとストーリーが展開していきます。タイトル通りですが、〈そんなんじゃない!〉ってメッセージを受け取っていただきたいです」

―続いて、カップリング曲「欲望のゆくえ」はどのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?

青柳翔「アップテンポな曲を作るなら、漠然と東京スカパラダイスオーケストラさんっぽい曲がいいんじゃないかってスタッフさんと話していて。で、以前EXILE「Ti Amo」のMVに出演していただいたご縁でLDHと交流のあった谷中敦さん(東京スカパラダイスオーケストラ)に作詞をお願いしました」

―東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんが手がけた歌詞は、「欲望のゆくえ」というタイトルにもにじみ出ていますが、湿度を感じさせる大人な世界観ですよね?

青柳翔「はい。素敵な歌詞を書いてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。サビの〈わがままでいい 笑顔もいらない 本気の顔を見ていたいだけさ〉って歌詞は、特にぐっと刺さりましたね。没頭している姿が美しいというのは、様々なシーンに当てはまることだと思います」

―この曲の聴きどころを挙げるなら?

青柳翔「谷中さんの男らしいワイルドな歌詞。スカのリズムに、しっとりとした大人っぽい歌詞を乗せたところだと思います」

―もう1曲のカップリング曲「ナツノニオイ」は、タイトル曲に続き小竹正人さんが作詞を手がけています。改めて曲の世界観を教えてください。

青柳翔「ひと夏の恋ですね。夏が来て開放的な気分になって恋に落ちたけど、しばらくしてすぐに冷めちゃった、そんな経験をしたことがある女性の方には共感していただける曲だと思います。小竹さんの素敵なところって、歌詞全体ではリスナーに響く歌詞や言葉のチョイスをされるんですけど、どこかひとつ真実があると思います。それが僕と小竹さんにしかわからないエピソードだったり。きっと僕が楽曲に感情移入しやすいように、背中を押してくださっているんだと思います。小竹さんには、歌詞でプロデュースしていただいている感覚です」

―今作の3曲は歌詞の世界観がドラマチックであり、描写力に長けた楽曲だと感じます。俳優・青柳翔として培った表現力も活かされた制作だったのではないでしょうか?

青柳翔「感情の入れ方など、お芝居でやっていることを活かして歌うことで、少しでも刺さっていただけたら嬉しいです」

―音楽活動をしていくことが、俳優業にどのような影響を及ぼすと思いますか?
青柳翔「ちょうど映画『たたら侍』が公開された直後に今作がリリースされることになるので、青柳翔の二面性を知っていただける絶好のチャンスだと思っています。同時に、音楽活動と俳優業を両立させるのは、簡単なことではないと改めて実感しています。その道にそれぞれのプロフェッショナルがいるわけですし、そのプロフェッショナルな道を極めようと思いながらも、折り合いをつけなければいけない。俳優であること、歌手であることを意識するよりも、今はひとつひとつの作品にしっかり取り組み、よりよい作品を届けていきたいと思っています」

―最後に、2ndシングルを楽しみに待ってくれていたファンのみなさんにメッセージをお願いします。

青柳翔「前作でも多くの方々に応援していただき、支えてくださったファンのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。今作もたくさんの方に聴いていただければ嬉しいです。引き続き応援お願いします」