連載「今日から使える夏の『着やせ』テクニック」の6回目は、夏の着こなしに活用できる“錯視効果”のおさらい。第1回から第5回までの実践の中で使用された「錯視」をピックアップしてご紹介します。

■バイカラー錯視

 

 着やせに応用するなら……→重ね着によるトップス分割

 “バイカラー”は“2つの色”という意味。同じ四角でも、色分けの仕方で見え方が変わる効果を指します。横に2分割した四角よりも、縦に3分割した四角の方が細長く見えるという例がわかりやすくて一般的です。

 連載の1回目で紹介したTシャツをシャツで分割した着こなしは、「バイカラー錯視」の用いた典型。インナーとアウターの関係性でいろいろと応用ができる錯視です。

 個人的な見解としては、単色の四角を2色で分割するだけでも面積が小さく見える効果があるので、それも広義の“バイカラー錯視”と呼びたいと考えます。連載の2回目で紹介した肩掛けによる腕やせ効果はその代表例です。

 

■知覚的補完

 
 

 着やせに応用するなら……→3首(首、手首、足首)見せ、ウエストマーク

  イタリアの心理学者、ガエタノ・カニッツァによって1955年に発表された「カニッツァの三角形」が代表例。人間の知覚システムは、見えない部分を自動的に補完するようにできているため、実際には存在しないのに「主観的輪郭」を描いてしまいます。

 この「知覚的補完」を応用したのが連載の2回目で紹介した袖まくりのテクニック。腕の中でもっとも細い手首を見せることで、腕全体が実際よりも細く見えました。

 俗に、着やせには“3首見せ”(首、手首、足首を見せる着こなし) が効果的だと言われていますが、体の細い部分を見せることで「知覚的補完」を誘導することができるので、理に適っています。

 

■エビングハウス錯視

 

 着やせに応用するなら……→ツバ広ハット、大きなメガネ、大きな襟などの活用

 ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスによって発見されたのが「エビングハウス錯視」。中心の円は同じでも、囲まれる円の大きさによって中心の円の大きさも変わって見えるという効果です。似たようなものに「ボールドウィン錯視」があり、これは両端の四角の大きさによって同じ線分の長さが違って見えるというもの。いずれも対比の錯視であり、大きなものの近くにあるものは実際よりも小さく見えます。

 連載の3回目では、大きな襟のシャツを活用することで小顔効果を狙いました。ツバが広いハットやフレームの大きなアイウェアを用いることでも同様の効果が得られます。

◎続きは、明日6月7日(水)に更新予定です!