2017年に入り全国11ヵ所全14公演を巡るホールツアー『TERMINAL』を成功させ、3周年記念公演『iii–three–』では2日間に渡り幕張メッセを超満員するなど、日本のヒップホップシーンを引っ張る存在となっているDOBERMAN INFINITY。デビュー3周年の節目にリリースする、2枚目となるミニアルバム『#PLAY』では彼らの真骨頂とも言えるパーティチューンが集結。夏を前面に押し出し、どの曲からもDOBERMAN INFINITYらしさが伝わってくる一枚となっている。
 


―今回のミニ・アルバム『#PLAY』は、どのような想いで制作に取りかかった作品なのでしょうか?

KUBO-C「ホール・ツアー、3周年特別記念公演、そして今回のミニ・アルバムの制作と、すべてが同時進行でした。だから、ライヴのリハをしながら新曲を完成させていった感じです。ミニ・アルバムのテーマとしては、やっぱり「DO PARTY」の流れがあったと思います。いろんなパーティを連想して発展させていった結果、〈PLAY〉というキーワードに辿り着いたんです。遊ぶためには仕事しなきゃあかんし、がっちり仕事するためには遊びも必要。そういう気持ちを込めて作ったのがタイトル曲の「#PLAY」で、ミニ・アルバム全体に通じるテーマだと思ってます」

SWAY「今までのDOBERMAN INFINITYにはない楽曲が揃ったミニ・アルバムだと思います」

P-CHO「このタイミングじゃなかったら生まれていなかった作品なのかなって思いますね。特に「#PLAY」に関しては、絶え間なく活動を行っている今だから書けた曲。充実した活動があるからこそ遊びを大切に考えられて、遊びがあるからこそ仕事も充実するんだってことを再確認しました」

GS「今回のミニ・アルバムに関しては、それぞれのバースを個々で考えるんじゃなくて、全体を通して5人で作っていった感が強いです。一緒の時間を共有して作った1枚だと思います」

―ここからは収録曲順に楽曲解説をお願いします。1曲目の「DO PARTY」は先行シングル曲ですが、改めてこの楽曲への想いを教えてください。

KUBO-C「DOBERMAN INFINITY史上、一番のパーティ・チューンです。非常にわかりやすい、ザ・アゲ曲です。自分たちが普段お酒を飲んでパーティしている時の雰囲気を表現しました」

GS「DOBERMAN INFINITYとして、一昨年の夏に「SAY YEAH!!」、そして昨夏は「GA GA SUMMER」と、毎年夏にパーティ・ソングをリリースしているんですけど、毎回シチュエーションが違うんです。今回の「DO PARTY」でイメージしたのは、プライベート・パーティ。僕らのプライベート・パーティってとにかく騒ぎまくるので、その感じを歌詞に反映したり、普段の自分たちのノリをうまく表現できた曲だと思います」

 

 


―2曲目の「Make Some Noise」は、かなりメッセージ性の高い歌詞だと思いましたが、どんな想いで制作した楽曲なのでしょうか?

P-CHO「こんなことを思っている人もいるんじゃないかなって視点で作った曲です。こんなニュースは聞きたくねぇなって思うこともあるじゃないですか。1バース目は世の中のよくないニュースに対する苛立ちを歌っていて、2バース目は変化することを恐れないで進んでいくことの大切さを歌っています。今あることを守るよりも、先に進むことのほうが難しいんじゃないかって、そんなメッセージも込められています。内に秘めたものを叫びたくなるような曲です」

KUBO-C「内から出て来る感情を爆発させる、そんな〈PLAY〉を表現した曲です。KAZUKIが歌っている〈ヒーローじゃないけど ただ一つ守るべきものは守る〉って歌詞に、この曲の核となる僕らの強い気持ちが表れています」

―3曲目の「Living happily」は、DOBERMAN INFINITYらしい共感度の高い楽曲になりましたね?

KAZUKI「一度聴いたら忘れられない曲だと思います。僕らもオケを聴いた時点では、まさかこんなにストーリー性のある曲に仕上がるとは思ってなかったんですが(笑)。〈なんか分かんないけど Celebration〉は個人的にパンチラインです。いろんなトラブルとかも歌っているんですけど、言い回しが面白いので、ちょっとクスッとしながら聴いてもらえると思います」

SWAY「誰にでも小さなハッピーってあると思うんですよ。コンビニに財布を置き忘れて、取りに戻ったおかげで出会いがあったりとか、毎日の生活の中にある小さな幸せに気づけるといいよねって曲です。追われた生活をしていると、街中に溢れている小さなエンジェルを見逃してしまうけど、ゆとりをもって歩くと見つけられるよっていう提案ソングです」

―4曲目の「@we_like_a_harley」は、車やバイクが似合う曲ですね?

P-CHO「タイトルにharleyって言葉がある通り、ハーレーに乗ってツーリングしているイメージで作った曲です。で、「一緒にどう?」ってノリの曲ですね。流れる景色にマッチする楽曲だと思います」

GS「僕たちが提案するドライブ・ソングです。自分たちもこれを聴きながら海辺を走ってみたいなってイメージもありましたし、一緒に夏を楽しもうってメッセージも曲に託しました。その辺も感じていただけると、より僕らと一緒にドライブしている気持ちが味わえると思いますし、みなさんのドライブにこの曲を連れて行って欲しいですね」

―5曲目の「Vanilla」は、どんな想いで制作したのでしょうか?

KUBO-C「バニラを女性に例えて歌っているように聴こえるかもしれないですけど、実は〈キミ〉という歌詞はファンのみなさんをイメージしています。僕らを導いてくれる〈甘いその香り〉というのもファンのみなさんを指していて、ラヴソング的に聴こえるけど実は違うぞっていう曲ですね」

SWAY「バニラって言うとバニラアイスを連想するので、溶けるイメージもあるじゃないですか。ライヴでみなさんを溶かしたいですねぇ(笑)」

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