6月21日に、3年ぶりとなるオリジナル・アルバム『Here I Stand』をリリースするJAY'ED。2017年にレーベルを移籍し、新たな一歩を歩みだした。『明日がくるなら』や、TVCMソングに起用された『Everybody』で2009年にブレイクを果たし、その後も自身の楽曲の発表はもちろん、多彩なミュージシャンとのコラボでも話題を呼んだ。ニューアルバムのプロデュースには、10年来の親交があるEXILE ATSISHIも参加し、JAY'EDの新境地が詰まった1枚となっている。取材・文/馬渕信彦

―アルバム『Here I Stand』を6月21日にリリース。今作までのこの3年間はJAY’EDさんにとってどのような時間でしたか?

JAY’ED「所属事務所を離れていた時期もあって、もうアルバムを出すことはできないんじゃないかって弱気になっていた頃があったのも事実です。でも、自分は音楽が好きで、そんな自分に賭けたいという気持ちはずっと持ち続けていました。そうしたら、以前からお世話になっていたEXILE ATSUSHIさんからLDH JAPANに来ないかってお誘いいただいた。また音楽がやりたい! という気持ちを強く意識したのが、この3年間だったと思います。さらに今作の制作にもEXILE ATSUSHIさんが関わってくださって、またさらに音楽を勉強できた時間だったと思います。EXILE ATSUSHIさんがアーティストとして自分自身と闘っている姿も間近で見られましたし、アーティストとして何が必要なのか、そんな話も聞けました。その姿や姿勢に凄く感銘したからこそ、このアルバムの制作が進むにつれて、アルバムのテーマに掲げた〈Here I Stand〉という今の自分の気持ちが、より明確になっていったと思います」

―先に〈Here I Stand〉というコンセプトがあって、そこからアルバム制作および楽曲としての「Here I Stand」を制作していったのでしょうか?

JAY’ED「そうですね。EXILE ATSUSHIさんを始め、DOBERMAN INFINITYといった昔から知っているLDHアーティストが必死に活動している姿を目の当たりにして、僕も今の自分を受け止めた上で、しっかりと立ってアーティストとして自分自身と闘っていこうという気持ちになれたんです。その想いからアルバムを制作しようと始まり、この〈Here I Stand〉というコンセプトが固まった時にEXILE ATSUSHIさんに相談させてもらいました。3時間くらいミーティングさせていただいた時に、何曲か聴いてもらったデモの中から「この曲の歌詞を書かせて欲しい」と言っていただいて生まれたのが、楽曲としての「Here I Stand」なんです」

―EXILE ATSUSHIさんが今作の共同サウンド・プロデューサーとして参加することになったのは、どういう経緯からだったのでしょうか?

JAY’ED「デモ曲を聴いてもらった3時間のミーティングが濃厚で、アルバム制作に関する具体的なアドバイスをいくつも提案してくださったんです。今回のアルバムでは、昔のJAY’EDと新しいJAY’EDの両方を見せたらどうかとか、こんなアーティストやミュージシャンと一緒に曲を作ってみらたどうか、などなど。「Here I Stand」の歌詞も書いてくださることになり、もし良かったらサウンド・プロデュースという形で一緒にアルバムを作れないかとEXILE ATSUSHIさんから言ってくださったんです。本当にありがたい提案でした」

―「Here I Stand」に関しては、EXILE ATSUSHIさんもレコーディングに立ち会ったそうですね?

JAY’ED「はい。僕の日本語の表現の仕方には甘さがあったので、日本語を伝えることを大事にしてきたEXILE ATSUSHIさんからは、そこをディレクションしていただきました。もちろん他のHIP HOP的なアプローチの曲では、今まで通りR&Bのスタンスで歌いたいと僕の意見も汲み取っていただきましたし、意見を交わしながらサウンド・プロデュースしていただいた感じです。「Here I Stand」はレコーディングに立ち会っていただきましたが、他の曲はアメリカにいるEXILE ATSUSHIさんとやり取りしながらアドバイスをもらっていました」

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