自律神経研究の第一人者である小林弘幸氏が、最新刊『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(ベスト新書)を上梓。順天堂大学医学部教授として患者さんの治療にあたるだけでなく、プロスポーツ選手や一流アーティストのコンディショニングにも関わる超多忙な、小林先生の「休み方」とは?

1日の始まりはコップ1杯の水から

──本当は「いくらでもつくれる」自分の時間を見落としている原因は、どういうところにあるんだと思われますか?

 大事なのはメリハリですよね。自分で意識的にメリハリをつけないと流されてしまうのは当然でしょう。

 まず、大切な一日を「なんとなく」始めないこと。目覚まし時計に起こされ、「もっと寝ていたいな」と思いながら、だらだら身支度を調えて家を出たのでは、そういう一日になってしまいます。

 そのまま流されずに、「今日一日、自分で自分の時間をコントロールし、充実させるぞ」というスイッチを入れる必要があります。

 そのために、私が活用しているのが「コップ一杯の水」です。丁寧にコップに注いだミネラルウォーターを飲むことは、自分へのスイッチとなるだけでなく、医学的にも非常に重要な意味を持ちます。

 まず、睡眠中に失われた水分の補給ができます。
 もう一つ、腸の働きを活発にして、排便を促します。
 一杯の水を意識的に飲むだけで、ポテンシャルが全然違ってくるんですよ。

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