あの東京大学ですら、世界大学ランキングでは39位止まり(2016-2017年度版のタイムズ・ハイアー・エデュケーションより)。ではその上位に食い込む、世界の名門大学は何が違うのか? その名門を名門たらしめる特徴――「傾向」と実際の入学までのルート――「対策」を、世界を見据える読者に提供。第2回目は、世界大学ランキング7位(同)、AmazonCEOジェフ・ベゾスを輩出したプリンストン大学。【傾向編】

名門校中の名門

 プリンストン大学はアイビーリーグ(東海岸のエリート伝統校群。8校からなる)に属する私立大学で、ニュージャージー州プリンストンにあります。アメリカ有数の名門大学であり、USニューズ&ワールド・レポートのランキングによると、2001年から2017年までアメリカの全大学の中で常に1位か2位となっており、名門校中の名門校です。

【※アメリカの大学ランク付けにおいて最も広く使われるランキング。大学のランク付けのもとになっている項目と比重は次の通り:①新入生の卒業率(30%)、②所属学生の学力レベル(22.5%)、③教授陣や学習環境の充実度(20%)、④合格難易度(12.5%)、⑤資金力(10%)、⑥母校へ寄付を行う卒業生の割合(5%)】

 歴史をたどると、1746年に設立された当初は「ニュージャージー大学」という名前でした。実際にこの名前で150年間知られ、13植民地の高等教育機関の中では4番目に認可された学校です。当初はエリザベスという町に建てられていましたが、10年後の1756年にプリンストンに移り、その後この地名から「プリンストン大学」を正式名称としました。もともとは宣教師を育てるための単科大学でしたが、次第に学科数を増やし、現在の総合大学の形へと変貌を遂げていくことになります。

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