今回は、五年前にワタヒが開いた熟女デリヘル店のお話しであります。
 新宿・歌舞伎町に事務所を借り、準備万端でおごそかにおっ始めた熟女デリヘル店。結果は一年も持たず無残にも閉店となった訳でありますが、準備期間を含め、しこたま濃密だった約一年間を、改めて振り返ってみたいと思います。

 

「デリヘル店をやりませんか?」と、知人を介して紹介された、あるスポンサーからの誘いがすべての始まりでした。
 当時、ヒマでお金も無かったワタヒは、「いいっスよ」なんて、実にあっさりと引き受けてしまったのであります。
  さっそく不動産屋を回り、お風俗事務所使用OKの物件を探します。ちょうど歌舞伎町ラブホ街の中に、ショボクレた九万円弱の物件が見つかり、即契約しました。
 んで、事務机、PC、デリヘル用品などを買い揃え、ホームページを作って広告を出し、女性が集まったらいよいよ開店です。
 その前に、もよりの警察署へ、風俗店営業の届出書を提出しなけれバなりません。これが意外とややこしく、三回目でやっとこさ受理され、「無店舗型性風俗特殊営業届出確認書」をうやうやしく受領致します。この確認書つーのがミソで、「警察は営業を許可した訳でなく、確認しただけだからね」つー訳であります。

 さて、営業開始です。ここから毎日机の前で、ジッとお客さんからの電話を待つ日が始まります。
 熟女好きなワタヒとしては、四十代以上の熟女専門店にしたかったのですが、客層の幅を広げた方が良いとの助言から、二十歳から六十代までという、総合デリヘル店としてオープンしたのでございます。
 ところが、そのよーなコンセプトで女性を募っても、若い女性は一人も応募してきませんでした。自然と四、五十代の方ばかりが集まり、結果的にワタヒが望んでいた、熟女専門デリヘル店へと路線変更するに至りました。この点、初めからそーすりゃ良かったと後悔しております。