専門家がタブー視してきた「性」の文化にこそ
日本史の真相はある

クリックするとAmazonの商品ページにジャンプします。

 

 学生のころに教科書で読んだ、『源氏物語』や『平家物語』といった名作古典。どこか高尚で堅苦しいイメージの強いこれらの作品には、実は、日本人の豊かな性生活がユニークな表現で書き記されている。
 たとえば、在原業平の一代記である『伊勢物語』は、高校生が古典の時間に習う作品のうち、最もポピュラーなものの一つだろう。業平がモテ男だったことを知っている人は少なくないかもしれないが、実際に関係を持った女性が3733人(3333人という伝説もある)いたことを知っている人はそういない。毎日必ず一人の女性と遊んだとしても10年の歳月を要する人数だから、ただの“モテ男”などではないことは一目瞭然かと思われる。
 日本の古典にはそのほか、以下のような多様な「性」のエピソードが散りばめられている。

◎天の岩屋で演じられたストリップ
◎源氏物語は性風俗小説だった
◎後醍醐天皇の秘密の大乱交パーティー
◎巨根を愛すあまり死に至った女性天皇
◎勃起した馬の一物に名前をつける比丘尼たち
◎性の隠語「阿弥陀くじ」とは?
◎本当にあった江戸時代の猥褻な童謡

 さて、専門家の研究では、学問に不適切なテーマだとしてこのような「性」の話題を避けがちだ。しかし“シモ”の文化を追究し、現代を生きるわれわれにどのような影響を与えているのかを確認することで、初めて見えてくる日本人の実相もあるのではなかろうか。そこには独特の面白みが存在するのではないだろうか。
 古代から近現代にいたる日本の性文化の流れを古典作品から読み解き、日本人の真の姿に非常に真面目に迫る一冊『エロい昔ばなし研究 『古事記』から『完全なる結婚』まで』は、8月8日(火)より全国書店に配本開始です。

第一章 文字文化の誕生と日本人の愛と性〈奈良時代〉
第二章 虚実は皮膜の間、王朝の恋〈平安時代〉
第三章 侍社会と性愛の幻想〈戦国時代〉
第四章 町人社会で性の百花繚乱〈江戸時代〉
第五章 排除された性文化のその後〈近現代〉