7月27日発売、『焼酎一個人vol.1』より、新しい焼酎のスタイルを提案します。

 「夏の焼酎」とは、暑い夏にロックや炭酸割りで美味しく飲めるようアルコール度数を20度と低めに設定し、爽やかなのど越しが愉しめる夏季限定の焼酎のこと。

 4年前に宮崎の柳田酒造、渡邊酒造場、小玉醸造の3社で話し合ってスタートし、好評を博したことから、宮崎県内だけでなく、鹿児島の焼酎蔵でも造り始めるなど、焼酎業界の夏の風物詩となり始めている注目の焼酎だ。

「宮崎では昔から20度の焼酎が好まれています。宮崎の風土、気候、食べ物に合う度数が20度なんです」(柳田酒造・柳田正さん)。

 南国の風土が育んだ低い度数は飲みやすく、暑い夏に楽しむには最適。ボトルデザインは南国宮崎の青い海、白い雲をイメージ。焼酎には見えない、オシャレなボトルが特徴。

 ただし、焼酎の造りは「小手先だけではなく、酒質設計から考えて造り出した自信作」(柳田正さん)だという。

 今年の夏の焼酎の出来栄えを、蔵元さんに紹介してもらった。

写真左/「夏の潤平」(小玉醸造)
 芋焼酎。新品種の甘藷「黄金まさり」と新しい麹菌「河内白麹E型菌」を使用。「同じ原料、酵母、麹菌で仕込みを変えて2タイプの原酒を造りブレンド。20度でもしっかりした香り、味を出しています」(金丸潤平さん)。希望小売価格:2300円(1800㎖ /税別)

写真中央/「夏の赤鹿毛」(柳田酒造)
 麦焼酎。「平成宮崎酵母」を使用。高温耐性があるため重くならず、甘く香ばしい香りが生まれる。「麦の香ばしさと、ずしんと沈み込むような味わい。新酒なのでフレッシュ感もあります」(柳田正さん)。炭酸割りにピッタリの爽快な焼酎だ。希望小売価格:1852円(1800㎖ /税別)

写真右/「夏のまんねん」(渡辺酒造場)
 芋焼酎。「昨年8月~9月の日照時間が確保でき、原料の芋(ダイチノユメ)の状態が良かった。香りは控えめだが、甘みの強いしっかり目の味わいで、ダイチノユメらしいキレも兼ね揃えています」(渡邊幸一朗さん)。希望小売価格:2037円(1800㎖ /税別)
 

〈 7月27日発売、『焼酎一個人vol.1』より構成〉