薄着になる夏、身体のラインが気になる方にオススメなお酒といえば焼酎。他のお酒に比べカロリーが低いため、太りづらいのです。
 さらに焼酎は、飲み方が多彩で、ロック、水割り、お湯割り、ソーダ割り…さまざまな味わいが楽しめます。
 そこで、焼酎のエキスパート「焼酎唎酒師」が、原料別に、今おすすめの焼酎をご紹介。いずれも2500円の以下で、とてもコスパの高い逸品ばかりです。

焼酎唎酒師とは…
「焼酎唎酒師」は、焼酎に関する様々な知識力、正確な香味鑑定力、より付加価値の高いサービス・セールス力を備えた提供者。いわば「焼酎のソムリエ」で日本酒サービス研究会・酒匠研究会(SSI)が認定する資格。

『球磨の泉 常圧』

『球磨の泉 常圧』那須酒造場/熊本県

 球磨の地で生まれた原料米、地下水を使い、すべての工程が昔ながらの手作り。麹造りは、特製の石室で麹を細かいもろ蓋に分け、手間はかかるが、きめ細やかな麹を造り出していくもろ蓋麹法だ。仕込みは創業より続く甕仕込み。昔ながらの蒸留方式と独自の長期貯蔵法で。ゆっくりと時間をかけ造り上げていく。

“焼酎唎酒師テイスティング”

 炊きたての米、作りたての麹のような香りと、カラメルのような甘く香ばしい要素を持つ。口に含むと、まろやかで豊かなコクが広がり、満足度の高い余韻が残る。
 飲み方としてはお湯割りがおすすめだが、夏場はロックでも楽しめるだろう。
 そして合わせる料理は、和洋中問わず、肉料理が◎。

おすすめの飲み方/ロック、お湯割り

度数:25度
原材料:米、米麹
価格:2130円(1800㎖)
住所:熊本県球磨郡多良木町久米695
電話:0996-42-2592

 

『文蔵』

『文蔵』木下醸造所/熊本県

 文久2年(1862)の創業以来、同じ地所で本格焼酎を製造。
 創業時からの茅葺屋根の建物で、手作り麹、甕仕込み、常圧蒸留といった旧来からの製法を守りながら数人の蔵人たちにより造られている。蒸留後の熟成は2年程度。時を重ねることによって、独特の深い香りとコクを生み出している。

“焼酎唎酒師テイスティング”

 まさに米麹のような重厚な香り。とろみのある練れた飲み口で、旨味やコクを十分に感じさせながらも、キレのよい引き締まった後味に展開している。お湯割り、ロックを基本としながら、水で割っても薄まらない豊かな個性を持つアイテムだ。白カビタイプのチーズなどとは絶妙の好相性を見せるだろう。

おすすめの飲み方/ロック、お湯割り

度数:25度
原材料:米、米麹
価格:2060円(1800㎖)
住所:熊本県球磨郡多良木町多良木785
電話:0966-42-2013

焼酎唎酒師 長田 卓
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)理事兼研究室長。主に酒類、飲食などの調査研究、ソフト開発を担当。唎酒師、焼酎唎酒師など各種講演会においてテイスティング部門の講師も務める。焼酎関係の主な監修として、『焼酎手帳』(東京書籍)などがある。

〈『焼酎一個人』より構成〉