ドライバーを除いては、ほとんどの人が意識をすることがないであろう「道路標識」。だが日本全国には、知られざる奇妙珍妙な道路標識があった! マニアでなくともニヤニヤせずにはいられない、奥深い世界をご堪能あれ。

 筆者は道路標識の全種類撮影を目指して、ぼちぼちとコレクションを進めている最中である。収集趣味の常で、最初のうちは「最高速度」とか「一時停止」など、どこにでもある標識で着々と数が増えていくが、やがてなかなか新しいものに出会えないようになっていく。そういう時には、いったいどこを探せばよいだろうか。

写真を拡大 トンネル入り口に設置された「自転車通行止め」「歩行者通行止め」「駐停車禁止」

 有力なポイントは、一に首都高の入り口、二に陸橋、三にトンネルの入り口である。これらは特殊な車両の乗り入れを規制していることが多いから、「通行止め」系標識をはじめとして、他ではあまり見かけない標識を捕獲できるのである。

 

 

「通行止め」系標識はいくつかの種類がある。「歩行者通行止め」を除いてはいずれも円形で、白地に太い赤の縁取り、そして赤の斜線というデザインで統一されている。中でも一番多く見かけるのは「大型貨物自動車等通行止め」(下図上列右から3番目)だろう。要するにトラックは入ってこないでねという標識で、ちょっと狭い道の入り口などによく設置されている。

   
   
通行止め標識。左上からそれぞれ、車両、自動車、大型貨物自動車、大型乗用自動車、二輪の自動車、軽車両、自転車、歩行者の通行止めを表す

 一枚で2種類の車両の進入を禁止する標識もある。よくあるのはトラックとバスの通行を規制する標識だ。これも、大型車の通行が難しい道の定番というべき存在である。下の写真は、小さな踏切に設置されていたものだ。

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