日本の最貧困地区と言われる沖縄。そのリアルを個々の事例に踏み込みながら活写する。

豊かさの中にも貧しさがある、貧しさの中にも豊かさがある。

貧困率全国1位の沖縄

 

 沖縄県の貧困率が全国1位という不名誉なデータが発表された。
 貧困率をざっくり定義するならば、所得が低い家庭が多いということである。

 確かに、平均賃金は全国ワースト1位。他都道府県に比べて貧しい家庭が多いという事実は否定できない。またこれまで2回にわたって、「最底辺」とも呼べるような悲惨な貧困の例を紹介してきた。それぞれ「高い離婚率と母子家庭が生み出す貧困」、「負の連鎖を引きずる貧困」といった沖縄に根深い貧困の類型が浮かび上がったことだろう。

 しかし、ここではまた違った角度から沖縄の貧困を考えてみたい。

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