コンドームは避妊のためだけじゃない!

 

 

専務 ところで川上さん、性感染症の検査は受けていらっしゃいますか?

奈々美 あ、はい。仕事柄、毎月1度検査を受けています。検査結果と身分証明書を持って顔写真を撮影するんです。

専務 それは素晴らしいですね! う~ん、当社でも義務付けようかなぁ。毎月受けていらっしゃるのであれば、性感染症とはどんな病気か、ご存知ですよね?

奈々美 え~っと、あまり詳しくないですが、検査結果の紙に書かれているのは、梅毒とか、クラミジアとか、エイズとか……ほかにもいろいろあったと思うんですが、忘れちゃいました♡

 

 

専務 いわゆる性行為で感染する病原体や病気は、梅毒、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)、尖圭コンジローマ、HIV、AIDS、肝炎、トリコモナス、カンジダにケジラミ……などなど、主だったもので20種類以上あります。では、そのうちコンドームで防げるものはどれくらいあると思いますか?

 

 

奈々美 え!? まったくわからないです。3分の2くらいですか?

専務 いえいえ、これが、実はとても少なくてですね、8種類ほどなんですよ。

奈々美 半分も防げないんですか!? それ、少なすぎませんか!?

専務 そうなんです。当たり前ですが、コンドーム以外の場所からの感染は防げないんです。

奈々美 でもそれだと、性病予防のためにコンドームをするのってあまり意味が無いような気がするんですけど……。

 

 

専務 そんなことは絶対にありません。コンドームで防げるのは、とくに深刻な感染症なんですよ。だから、たとえステディな間柄のカップルだったとしても、絶対にするべきです。

奈々美 そうなんですね!? だとしたら、男性も女性も、お互いの体を守るために、コンドームを持っているべきですね! 私……仕事でAV女優してますが、コンドームを付けずにHしようとする男性を見ると「はぁ?」って思うんです。相手のことを大切に思ってない証拠じゃないですか。

 

 

専務 その通りです。しかも、コンドームだけでは防げない病気もあるわけで、不特定多数と性交渉を持ったり、感染しているかもしれないのに病院に行かなかったり、はたまたオーラルセックスを強要したりするのは、男として最低の行動と言えるかもしれませんね。性感染症というのは、罹患してから“後悔”する病気なんです。だからこそ、最低限の予防ラインは守るべきなんです。

奈々美 なるほど、だからコンドームが大切なんですね。コンドームって、避妊のためだけにあるんじゃなかったんだ~♡

専務 あ、でも先程も言ったように、コンドームはすべての感染症を防げるわけじゃないので、「してれば大丈夫」という過信は禁物です。

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