ここ1年でブロックチェーン技術を取り巻く社会は大きく変化した。「1990年代のIT革命以上」と言われている、ブロックチェーンのインパクトとテクノロジーの進化が巻き起こす第4次産業革命を直前に控え、我々はどう備えればいいのか。『ブロックチェーン入門』の著者・森川夢佑斗氏に、ブロックチェーンを実用化した暗号通貨を基本に解説してもらうことにした。今回は、今さら聞けない、「仮想通貨の手に入れ方と保管方法」についてです。

今さら聞けない仮想通貨の手に入れ方と保管方法

 今年に入ってビットコインをはじめとする仮想通貨が、大きな注目を浴びています。仮想通貨は、ビットコインだけでなく数多くの種類が存在し、世界中で800種類以上にも及びます。

 今回は、そんなビットコインなどの仮想通貨について今さら聞けない「その手に入れ方や安全な保管方法」についてお話します。

仮想通貨の手に入れ方

 さて、ビットコインなどの仮想通貨を手に入れる方法ですが、人からもらうという方法を除くと大きく2つあります。仮想通貨と日本円などの法定通貨と交換しているサービスを利用する方法とマイニングという方法です。

・取引所で購入する

 仮想通貨と日本円を交換するサービスでは、bitFlyerやCoincheckといった取引所が代表的です。まず、これらのサービスサイトへいってアカウントの開設を行う必要があります。

 2017年4月に施行された改正資金決済法の中で取引所のような仮想通貨と法定通貨の交換を行う「仮想通貨交換業者」には、顧客の本人確認が義務化されています。そのためアカウント開設の際には、本人確認書類の提出および書留郵便(はがき)の受取が必須となります。

 登録が完了すると、仮想通貨を日本円で購入することができるようになります。一般的には、まず日本円をサービス提供企業の銀行口座に入金し、入金した金額を上限として仮想通貨を自由に売買ができるようになります。クレジットカードなどを利用できる場合もありますが、比較的手数料が高くなってしまうので、銀行振り込みでの入金をおすすめします。

 この他にも、ビットコイン専用のATMなどで日本円とビットコインを交換することもできますが、まだまだ数は多くありません。

・マイニングする

 次に、ビットコインなどの仮想通貨をマイニングするという方法があります。マイニングは、日本語では「採掘」という意味ですが、その名の通り仮想通貨を掘り当てて手に入れることです。もちろん、比喩ではありますが、マイニングという行為を行うことで、法定通貨と交換することなく仮想通貨を得ることができます。

 マイニングとは、噛み砕いていうと、新しい仮想通貨を発行するプロセスのことです。マイニングについての詳細は割愛しますが、マイニングを行うには、膨大な量のコンピューターと電力を必要とするため、個人が行うのは困難です。実際、マイニングだけを行う企業が、部品代および電気料金の安い中国にて多く存在しています。

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