「日本が好き♡」というイギリス人が急増中!?     イギリス人100名に徹底取材した、新感覚「日英文化比較」エッセイが、ついに発売!(2014年10月21日全国書店等で販売開始!)   『日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由』の著者・井形慶子先生に、「英国人だからこそ見えた日本の素晴らしさ」「日英社会の知られざる違い」について語ってもらった。

Q. これまでイギリスの素晴らしさを伝えてきた井形先生が、本書において、あえてイギリスと比較して日本の良さを伝えようと思われたのはなぜですか?

井形 私がロンドンに家を持ってからちょうど5年が経ちますが、実際に向こうで生活をしてみると、今までより鮮明に日本のことが見えてきたのです。イギリスにいると「やっぱり日本っていいなあ」と―。

そう感じているのは私だけではなく、イギリスで知り合った英国在住の日本人の方々に「老後はどうしますか?」と聞くと、「日本に帰りたい」という方が結構多かったんです。

そのようなときに、KKベストセラーズの担当編集者さんから「こんな本書きませんか?」と依頼されて、自分の気持ちが自然と本書を書く方向に向かいました。

 

Q2 具体的に、日本のどんなところが「いいなあ」と思われたのでしょうか?

井形 それは、日常的な、非常に些細なことです。店で買い物をすれば「Have a nice day」など、イギリス人は大変フレンドリーな気質なのですが、彼らと接するにはきちんとした「社交性」を発揮しなければなりません。イギリスは、多民族国家ですから、言葉で伝えないと意思疎通ができないのです。どんなことでも必ず言葉に置き換えて、自分の微妙な感覚を絶えず伝えていく……、イギリスはそういう国なんです。

でも、日本に暮らしていると、感情の機微を感じて取ってもらえます。その方が、ときには心地いい。年を重ねるごとに、そう思うようになりました。

 

Q3 そういう良い点というのは、日本にずっといると気づかない部分なのでしょうか?

井形 そうですね。ちょっとした気配りとか、自分を殺して人を立てるとか、日本人にとってはごく普通のことが、海外では特別なことだったりする。世界レベルで見ると「ジャパニーズ・スタンダード」は、非常にユニーク。このようなことは、日本で暮らしているとなかなか気づかない点だと思います。