政治家、官僚、マスコミ、経済学者のウソを一刀両断! 工学博士・武田邦彦氏が新刊『給料を2倍にするための 真・経済論』の中で、そういったウソに鋭い批判の矢を向けつつ、読者に給料の上げ方を伝えていく。

断言しよう。あなたの給料はいまから何倍にもなる

 

 1960年(昭和35)に池田勇人内閣総理大臣が国会で「所得を倍増する!」と叫んでいるのを見て、当時、学生だった著者は「そんなことができるわけはない。口で言うだけで給料が倍増になるなんて、政治家はウソつきだ」と思ったものでした。

 でも、若き著者は知識もなく、ただ感覚的にそう思っただけでした。事実、それからみるみるうちに日本人の所得は上がり、2倍どころか、1956年(昭和31)から1990年(平成2)までの長い期間をとると、実に8・8倍にもなっているのです。

 当時は、物価も給料も今とは違う時代ですが、現代風になおすと、22万円の月給が200万円になるのですから、それはずいぶん違います。駅から遠いわが家に住んで通勤電車にもまれる毎日から、素晴らしいマンションに住んで、高級車に乗って職場に行き、好きなコーヒーが存分に飲めるという生活になるですから、誰もが希望すると思います。

 でも、そういう生活は現代でも夢ではないのです。「自分の給料を2倍にするのは、自分の決意次第です」と言うと奇妙に感じるでしょうが、これは本当のことなのです。