ミドルエイジに入ると、「何かカラダにいいこと始めようかな」と思う人が多いのでは?
 それもそのはず、筋肉は20代半ばをピークに減少をはじめ、自律神経も男性は30歳、女性は40歳を過ぎたあたりから副交感神経の働きが落ち、バランスが崩れ始めるのだ。

 そんな衰え始めたカラダとココロを改善するために、最適なのがカラダを動かすアクティブな趣味を持つこと。『一個人』10月号では、ミドルエイジのためのアクティブな趣味を紹介している。

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 なぜ、カラダを動かす趣味がいいのか。それは、心と体が密接に関係しており、アクティブな趣味を持てば、体が健康になるだけでなく、心も満ちたりるからだ。

 順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんは、「体ができてくると心が整う。自律神経の面からいうと、カラダを動かすことによって血流がよくなり、自律神経のバランスが整うことで”気持ちがいい”と感じることができるんです。仕事や日常生活のストレスは、血管を収縮させます。強制的に血流を回復させるには、カラダを動かすしかありません」と説明する。

 運動中は交感神経が優位になり血流が増えて高揚感を感じる。運動を終えて心拍数が下がってくると副交感神経が優位になり、満足感や達成感を感じるというわけだ。

 また、「これまで筋肉はカラダを動かすためだけの組織だと考えられていました。ところが、最近の研究で筋肉自体がカラダに成長に必要な様々な物質を分泌することも分かってきたのです」と話すのは、東海大学スポーツ医科学研究所教授の有賀誠さん。

 筋肉を刺激すると、カラダの細胞を作るための複数の成長因子が出る。加えて、筋肉自体からも50種以上の“マイオカイン”という物質が分泌される。その働きは幅広く、脂肪を分解したり、ガン細胞を“自殺(アポトーシス)”させるものまであるという。

 休日、何もしないことが休むことではない。アクティブな趣味でカラダを動かし、刺激を与えた方がカラダもココロも整うのだ。もう歳だからと躊躇せず、クオリティ・オブ・ライフの向上を目指して、新しい趣味に挑んでみてはどうだろうか?