●この「世界大学ランキング」は妥当か

 客観的な数字からはじき出しているので妥当性は高いと思います。実際にPwC(プライスウォーターハウスクーパース)という監査法人を入れて数字の公平性をチェックしています。今回はたまたまオックスフォード、ケンブリッジとイギリスの大学で1位、2位をとりましたが、別にイギリスのタイム誌のランキングだから優遇されている、ということもありません。

●東大下落の理由は

 東大が落ちているというよりは、他が上がっているという印象です。アジアで言えばシンガポールや中国の躍進は目を見張るものがあります。ちなみにランキングが下がったと言われる東京大学ですが、「世界名声ランキング」(World Reputation Rankings)では11位。これはどのようなものかと言うと、世界の著名な教授陣・研究者たちに「いい研究、いい教育をやっていると思う大学を15校あげよ」と名前を書かせるんです。依然、世界的な認知度は高く、研究の前線にいる方々は東大のクオリティーを知っています。

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