浅田真央選手やロシアのリプニツカヤ選手が引退を表明したこともあり、フィギュアスケートは新時代に突入した。今シーズンに行われる韓国・平昌(ピョンチャン)での冬季オリンピックの行方にも注目が集まっている。

「氷上の華」と称されるほど、華麗な滑りを見せる選手に魅了されるわけだが、スポーツというよりもショー感覚で観戦する人が多いのではないだろうか。そのため、ルールがイマイチわからない…という声も聞かれる。

 採点はトータル・エレメンツ・スコア(TSE)という技術点と、プログラム・コンポーネンツ・スコア(PCS)という演技構成点(芸術点といわれることも)の合計で決まる。難易度の高い技ほど基礎点が高いので、どの要素を組み込むかも勝敗を分けるカギとなる。

 これだけでなく、さらにグレード・オブ・エクスキューション(GOE)が加算され、ジャンプなら高さや着氷姿勢が加点要素となる。しかし、回転不足や転倒によってマイナスされてしまうこともあり、難易度が高い技にはリスクが伴う。

 男子では、もはや跳べなければ上位へ進めないともいえる「4回転ジャンプ」は、基礎点が10点以上と高い。しかし、失敗すれば最大4点も失う可能性があるのだ。

 PCSには、技術だけでなく技のつながりや演技力、振り付け、音楽の解釈が含まれる。たとえ難易度の高いジャンプを跳べても、美しくなければ加点されない。また、曲に合わない振り付けも評価が低くなる。

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