野球番組に出演し、地方予選を観にいくなど「高校野球好き」を公言する、女性アイドルグループ・アンジュルムの竹内朱莉さんに高校野球の魅力、そして累計17万部を超えるベストセラー「野球ノートに書いた甲子園」について聞く。最終回。
第一回・人気アイドルが野球にはまった理由が……竹内朱莉さんに聞く
第二回・「球児のユニフォームに……」高校野球好き人気アイドル竹内朱莉さん、好きなポイントがちょっと変!?

北海高校が見せた自立性に感動した

 

――いろいろな経験があってここまで来られたわけですね。今回「野球ノートに書いた甲子園5」という本をご覧いただきました。球児たちも同じような努力を綴っています。

竹内 すごい感動しました。わたし、本を読むのが本当に遅いんですよ。一、二カ月かけて一冊を読み終えるくらいで、中学生のころなんて一冊も読んだことなかった(笑)。だから文字がいっぱいある本が苦手で、あまり触れてこなかったんですけど、「野球ノートに書いた甲子園5」は一週間もかからないうちに読み終わりました。すっごい面白くて。いつもは騒がしい楽屋で、わたしが本を読んでるからメンバーに心配されたくらいのめり込んでいましたね(笑)。

――急に本を読みだしたらそうですよね。

竹内 なんか悩んでるんじゃないかって(笑)。いままで本を読んでるところなんて見たことがなかったと思うんで、楽屋で遊びに誘われても「わたし、本を読むから大丈夫」って言ったら「え、遊ばないの?何を読んでるの?」って心配されました(笑)。

――どんなところがおもしろかったですか。

竹内 びっくりしたのは北海高校です。昨夏に甲子園で準優勝したチームなので、わたしも試合はずっと見ていて、特に「キャプテンでエース」として注目されていた大西選手は記憶にありました。ひとつ下の齢になるんですけど「いつも冷静だな」っていう印象がありましたよね。星稜とは逆でほとんど感情をみせないチームでしたから。その大西選手や北海高校のメンバーが実は、どういう思いをうちに秘めていたのかを知って思わず、すごいなあと。そもそも、多くを語らない監督や、返事もしない日誌の付け方なんかも、わたしが持っている高校野球のイメージとは全然ちがいました。

――確かに強豪校は監督もチームも厳しく指導するイメージがありますね。

竹内 はい、わたしにもそのイメージがあったので。大西選手を中心に選手たちみずからまとめてチームにしていく過程を知ってびっくりでした。しかも最初はまとまりのないチームだったなんて、想像できない。わたしは甲子園の北海高校しか知らなかったので、そんなチーム状態からスタートして決勝まで行ったんだと思ったらその物語に感動しました。
竹内さん絶賛・野球ノートに書いた甲子園5

次のページ 重ね合わせたセンターへの思い