全国で来春の選抜甲子園を目指した秋季大会が始まっている。ドラフトでも注目を集めるだろう今夏のスターたち、清宮幸太郎(早稲田実業)、中村奨成(広陵)、西川愛也(花咲徳栄)に続く球児たちがいま、まさに戦っているのだ。
野球番組に出演し、ひとりで地方予選を観にいくなど「高校野球好き」を公言する、女性アイドルグループ・アンジュルムの竹内朱莉さんに高校野球の魅力について聞く第二回。
第一回「人気アイドルが野球にはまった理由が……竹内朱莉さんに聞く」

9回8点差、奇跡の逆転劇に……

 

――さて、高校野球についてです(笑)。ご出身の埼玉県、初の夏の甲子園優勝。今夏の決勝戦は観られましたか?

竹内 それが、ちょうどお仕事で見られなくて、録画していたものを家であとから観ました。結果は知っていたんですけど、どんな試合か見たかったので。

――埼玉県に夏の優勝がないことはご存じでしたか?

竹内 はい、もちろん。いつか勝ってほしい、とは思っていましたし、今年の花咲徳栄が強いというのは知っていたんですけど……でも、いつかはと思ってるくらいで、本当に優勝することは想像していなかったんで、ビックリしました。勝ち進んでいることを友だちに報告しても「ダサイタマだから負けちゃうよー」なんて言われていたから(笑)、本当に嬉しかったですね。

――優勝した瞬間にはブログに「日本一!」と喜びを更新していましたね。

竹内 仕事中、休憩があれば速報をチェックしていたので(笑)。点差が開いても何があるか分からないのが高校野球ですから…どきどきして。徳栄は埼玉県予選からよく観ていて、より嬉しかったですね。

――今年も予選から行かれたんですか?

竹内 それが今年、決勝戦しか仕事のスケジュールが空いていなくて、決勝の日、球場に行ったら入れなかったんです! 浦和学院と徳栄の試合だったんですけど、「満員御礼です」って……えー、観れないの!? と思いながらテレビで観ていました(笑)

――いつもはどのくらい観にいかれるんですか?

竹内 埼玉県予選ばっかりなんですけど、できる限り行きたいなといつも思っています。実際は、仕事の都合もあってそんな何日もいけないんですけど、行ける日は一日中観ていますね。ひとつの球場で一日3試合くらいするじゃないですか。それを全部観ています。それでもだいたい年に3日くらいだから、6試合とか多くて10試合くらいですね、球場で観られるのは。

――具体的に高校野球のどういうところに惹かれますか。

竹内 わたしが、高校野球を本格的に観ていきたいって思ったのが、星稜高校が大逆転した、あの試合からなんです(2014年、石川県大会決勝。小松大谷戦で0対8の最終回に9点を取って逆転。甲子園出場を決め日本中で注目を集めた)。もともとは地元の女友達がきっかけで、少しずつ高校野球にも目覚め始めていたんですけど、この試合で完全にハマりました。試合もすごいんですけど、星稜高校が掲げていた「必笑(ひっしょう)」っていう言葉がすごく素敵だなあっ思って。必ず笑う、ってなかなかできないと思うんです。でも、星稜の選手たちは本当に笑顔を絶やさないんですよ。負けている最終回になってもそうだし、キャッチャーの横山選手なんて、マスク越しから笑っているのが分かるんです。もう、すごいなって。甲子園に出場してからも横山選手にずっと注目していました。

――あの試合は本当にすごい試合でした。

竹内 はい。しかも、翌年の夏に準決勝でまた小松大谷と星稜の試合があって、大逆転されてしまった小松大谷が星稜にサヨナラ逆転勝ちする(0対3からの最終回に4点を取ってサヨナラ勝利)っていう……もう、高校野球っておもしろいなあって思いましたね。「なんだそのドラマは! すご過ぎるだろ」って。

――確かにそうですね。

竹内 高校野球って一回きりじゃないですか。いい悪いではなくプロ野球は一つ負けても、まだなんとかなったりするんですけど、高校野球は本当に終わり。だから、そこにかける思いもすごく強いものがあるっていうのを見ながらいつも感じています。それだけで感動してしまうんです。

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