アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェットの生き様に学ぶ。

【前回:ただお金のためでなく。世界一の投資家・バフェットにとって「仕事」とは?

常に自分の頭で考えよ。

 

 バフェットは株式投資という大好きな、そして自分がとびきり上手にできることに早くから徹底して集中することで大成功をおさめていますが、その成功を支えたのはいくつかの「良き習慣」であり、「原理原則に忠実に生きる」という生き方です。

 バフェットは、両親からすぐれた価値観と、人としての誇り高い生き方を受け継いでいます。それらを幼い日に習慣として身に付けたことは何より大切なことであり、バフェットは、その後も自分に良き習慣をつけようと努力し続けています。こう話しています。

「人は習慣で行動するので、正しい思考とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ」

 バフェットは両親から「勤勉であること」「使うものは入ったものよりも少なく」といったアメリカの伝統的価値観を受け継ぎ、上院議員を務め、自身のロールモデルでもあった父親からは「自分の頭で考える」大切さを教わっています。

「人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるかということなんだ。内なるスコアカードで納得がいけば、それが拠り所になる」

 バフェットにとって重要なのは、他人がどう考え、行動し、評価するかではありません。大切なのは常に自分の頭で考え、自分の決めた原理原則やルールに従って生きることでした。バフェットにとっては流行や時代の空気に左右されない人生こそが、充実した良い人生でした。

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