ドイツと日本で違う、「子供を作ること」への目

サンドラ(・へフェリン:コラムニスト) 私の母国、ドイツの場合では、そもそも子供をもつことに対して、日本では考えられないようなことを言ってしまう場合があるんです。

 例えば、「私は出産がグロテスクだから自分では産めない」って言いきってしまう女性が結構いたりします。そして、話を聞くドイツ人男性はだいたい「それはそうだよね」って同意してくれるんです。

 でも日本で、それを言っちゃうと「この人、何言ってるの?」という話になってくると思うんです。そこはやっぱり感覚の違いとしてあって、グロテスクだし、痛いのも嫌だし、あとは10か月間不自由になるわけじゃないですか。子供が生まれる喜びはあるけれども、スキーとかスノボか山登りとか、できることも制限されますよね。そういうのは「嫌だ」ってドイツでは言える人がいて、でも、日本ではとても言えないような雰囲気がある気がするのです。日本では、無痛分娩でもたたかれるぐらいなので、スノボがしたいから妊娠したくないって「ふざけんな!」って言われちゃいそうですよね。

次のページ 母親ではなく父親として子供がほしいという心理