家庭をもち、家計を預かるようになると、とたんに重みを増す「貯金」の存在。今までは、そのうち貯めればいいやと先延ばしにすることができても、子どもが生まれると、学費が心配になり、年をとれば老後も心配に…。
 先々の不安のために、貯金をしなくては!と頑張る主婦は多いものですが、イマイチ効果がでないという場合も多いもの。

 

 私は、「つけるだけで貯まる家計簿の書き方」の書籍(『1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿』)を出版し、全国から家計やお金に関する相談メールをたくさんいただいたり、それに答えたりしていますが、比較的多い相談が、頑張って節約しているつもりなのですが…というもの。
 ここでは、家計管理で失敗を繰り返してしまう主婦の特徴について紹介したいと思います。

◆家計管理でありがちな「つもり節約」

 巷にあふれる節約術の中でも、特に「節約しているつもり…」になりがちな節約術がいくつかあります。

①食費の節約

 とにかく食費さえ削ればなんとかなる!と、1円でも安いものを買うようにする主婦は多いもの。100g100円以下のお肉は買うものの、それ以上のお肉は一切買わない!など、徹底して安いものを選ぶ傾向があります。中には見切り品などを物色して献立を考えるという主婦も。確かに、単価の安いものを選べば、食費は安くなります。

 しかし、いざレジを通してみると、ヨーグルト、菓子パン、お菓子、ジュースといった嗜好品のオンパレード…。特売だったから!と家にまだ数本ストックのある醤油まで買い込んでしまっている…。このような買い物の仕方をしていると、食費は全く安くならず、節約しているつもりで終わることがほとんどです。

②日用品のまとめ買い

 洗剤、トイレットペーパー、ティッシュ、シャンプー、リンスなど、生活する上で欠かせない日用品は、必ずいるものだから、1円でも安く買えた方がお得!と、特売日に日用品をまとめ買い。確かに、単価としてはいつもより安い。しかし、いつの間にか家には大量の日用品の在庫ストックが…。いつか使う予定の歯ブラシストックが気付いたら100本!ということも。当然ストックの収納にも困るようになり、お部屋も散らかっていくという悪循環に。
 単価は安くても、使い切れないことでのムダやお部屋のスペースのムダ使いを生みがちなのです。

③外食はフードコートかファーストフード

 外食費が安くなるようにと、外食に行く時はいつもフードコートかファーストフード。確かに、外食にいつもフードコートやファーストフードを選んでいれば、1回の外食費は安く済ませられますね。しかし、月の回数で考えてみた場合はどうでしょうか? 
 1回数千円だから…といって毎週末に通えば気付けば月に数万円。数万円あれば、ちょっと贅沢でおしゃれなレストランにもいけるのでは?と考えられますよね。

④カード払いはお得

 カード払いは、ポイントが貯まってお得。実店舗で買うよりも安く買える…。得するつもりのカード払い。しかし、実は、あと千円で送料無料になるからと余計なものをつい買いこみがち。ポイントを貯めて得をするつもりが、貯まるポイント以上に使いすぎている…という悪循環にはまりがち。

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