◆戻りガツオとワイン

 

 カツオも赤身なので、赤ワインを合わせます。血合いがあり秋刀魚より鉄分が多く含まれています。ということは、鉄分のある赤ワインと合わせます。
 鉄っぽさを消すためにニンニクや生姜をつけて食べることが多いですよね。ニンニクや生姜のスパイスに合わせてワインもスパイシーなものを合わせます。
 例えば、バルベラやカリフォルニアやニュージーランドなどのしっかりした果実の凝縮感のあるピノ・ノワールなど。秋刀魚より鉄分があるので、軽いピノ・ノワールより濃厚なものを合わせます。

◆秋ナス

 

 ナスの皮にはポリフェノールの一種が含まれているので、白ワインよりポリフェノールを多く含む赤ワインの方が合います。生姜と醤油で食べるときは、スパイスを感じるほどよい渋みをもつ赤ワインと合わせます。例えば、カベルネ・フランネロ・ダーヴォラなど。

 赤味噌を使って田楽で食べるときは、赤味噌の風味に合わせて土っぽいスパイスを感じる赤ワインが合います。
 ただ、田楽の味噌は甘みがあるので酸味の強いワインより果実の甘みのあるワインを合わせます。例えば、グルナッシュモナストレルなど。

◆かぼちゃ、さつまいも、栗とワイン

 

 煮物で食べるとき、出汁がありますよね。出汁と相性がいいワインはピノ・ノワール
 あと、出汁とプラスでみりん、酒、醤油も使うことが多いと思います。そうすると、甘みが出てきますし、かぼちゃやさつまいも、栗にも甘みがありますので、酸味の少ない甘みのあるワインが合います。例えば、ピノ・グリカリフォルニアやチリの軽くて甘みのあるピノ・ノワールなど。

 

 いかがでしたでしょうか。
 今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。

①料理とワインを合わせるときは、料理の風味とワインの風味を合わせること

②料理とワインを合わせるときは、調味料の風味とワインの風味を合わせること

③ワインを料理の調味料と考えること

 

 おいしいものがたくさん出てくる秋! ワインと合わせてさらにおいしく秋の味覚を堪能してくださいね。家で食べられるお料理ですので、ご家庭でぜひ合わせてみてください。

 これから、このような具体的なシーンを通して、ワインの楽しみ方、そして何よりワインの美味しさをお伝えしていきたいと思います。

 次回をお楽しみに!

*この連載は隔週水曜日更新予定です。