「今さら聞けない」ニュースのキーワードについて、「分からないことはなんでも聞いちゃう」いまドキの社会人、トオルくんとシズカちゃんが第一人者の先生たちに話を聞いていきます。

第一回:ユーチューバ―"ヒカル"で話題のVALU。あなたはどこまで知ってる?

VALUで使われるビットコイン。天才エンジニアが本気の解説!

トオル…なんか僕もVALUをやってみたくなったな! 調べてみたら、僕の好きな有名人もVALUをやっているみたいだし。

小飼(弾:VALUリードエンジニア)…もちろん誰にでも参加する権利がありますが、その取引には日本円ではなく、ビットコインが必要です。

トオル…でたビットコイン! まだ僕、持っていないんですよね。 

シズカ…ビットコインって「仮想通貨」だよね? 最近よく耳にするけど、正直ちょっと怪しいイメージもあるわ。

小飼…VALUというサービスを理解するためにもビットコインの知識は必須です。一度ここで噛み砕いて説明しておきましょう。今「ビットコインは仮想通貨」とおっしゃられましたが、そもそも通貨自体が「仮想」なんですよ。

トオル…え!? じゃあ、僕の財布の中に今入っている1000円札も「仮想」ってことですか?

小飼…もちろんです。1000円札の紙幣は、「1000円の価値がある」とみんなが思うから価値が生まれています。つまり、紙幣や硬貨は“ディスプレイ”なんですよ。そして、むしろ「仮想通貨」と言われているビットコインほど「ピュア」と言えます。だから私は「ピュアマネー」という言い方をしたいぐらいです。

トオル…え、え、どういうこと?

シズカ…まずは円とかドルとか、今までの通貨との違いが知りたいわ。

小飼…今までの貨幣には、我々のような一般のユーザーに加えて“特別なユーザー”というものが存在しています。それは、無から有を作れる人。コンピューター用語では「スーパーユーザー」といいます。

シズカ…それで言うと、日本円を発行しているのは日本銀行よね。円の場合は日本銀行ってことですか?

小飼…その通りです。これが、USドルの場合はFDRという連邦準備銀行を指しますね。では、この特別なユーザーがなぜいるかと言えば、貨幣の価値を保証しているから。そして、このスーパーユーザーが取引を記録した台帳を管理することで通貨の価値が担保されています。しかし、ビットコインには、そのスーパーユーザー、つまり中央管理が存在しません。

シズカ…じゃあどうやって管理するんでしょう?

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