ビットコインの分裂とはなんだろう?

 ビットコインが10月24日、「分裂」しました。仮想通貨法が施行され、その価格の高騰に注目が集まっているビットコインですが、分裂したと聞いて「不安なもの」や「怪しいもの」と思ってしまっている人が多いのではないでしょうか。

 今回はビットコインの「分裂」とは一体何か、ということを説明したいと思います。

ビットコインの分裂騒動の発端

 

 まず、「分裂」の背景を見ていきましょう。ビットコインが抱える問題として、1秒間に7取引しか処理できないという問題があり、通貨として使うにはあまりにも処理出来る取引数が少なく、VISAカードなどのような取引数を今のままで処理することはできません。

 せっかく安い送金手数料も、取引が込み合ってしまうと急激に送金手数料が上がったり、送金遅延が起きてしまい通貨として使うにはあまりにも容量が少ないと言えるでしょう。

 その問題を解決する方法として、ブロックサイズはそのままにしておいて、セカンドレイヤー(違う階層で取引の処理を行う)で取引出来る容量を増やすか、ブロックサイズを大きくしてたくさんの取引数を処理できるようにするかで議論されてきましたが、技術的な問題もあり、ずっと話し合いは平行線をたどっていました。

 今年に入り、取引数が急激に増えたことでその問題解決が急務となり、2つの解決方法が話し合われた結果、折り合いがつかずに分裂してその問題を解決することとなったのです。その結果、8月1日にBTCが分裂してBTC(ビットコイン)とBCH(ビットコインキャッシュ)が誕生しました。

 この分裂によって出来たBTCとBCHは全く違うものです。ビットコインの分裂と呼ばれるものは、2倍になるのではなく2つの異なったものができるということです。

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