斉藤由貴、渡辺謙、今井絵理子、山尾志桜里、宮迫博之……芸能界・政界問わず、 “不倫騒動”が収まらないが、その「釈明謝罪会見」では、芸能人の手腕が試される。何となく収束できる人、そのまま仕事を失ってしまう人の双方のパターンがあるのは事実だ。芸能人の知られざる危機管理術、人心掌握術などをまとめた『生き残る芸能人のすごい処世術』を上梓したばかりの芸能ジャーナリスト・城下尊之が紐解く(記事は本文より)。

キャラ的にむしろおいしかった…

「しょーがねえな〜」と思わせたら勝ち。

 落語家、三遊亭円楽が不倫ラブホ騒動で、にわかに注目を浴びた。円楽は早速、記者会見し、集まったマスコミを笑わせて、さすがと思わせた。

 だいたい、“腹黒い”ってのがウリの円楽だから、見ている人たちも「浮気ぐらい、しそうだよな」という感想だ。

 会見後の日本テレビ「笑点」の大喜利では、あいさつの前から「座布団、全部持ってって!」と言われ、その後はいじられ放題。だが、これは彼にとっては“おいしい”と言うべき。腫れ物にでも触るように気を使われるほうが、つらいってものだ。

 円楽とは昔からの知り合いで、まだ楽太郎という名で売り出したころに、同じ番組で出会った。当時から毒舌でいながら、愛すべきキャラクターだった。

「ヒマな時は事務所に顔を出して電話番。師匠の円楽(5代目)の営業の問い合わせが来たら、スケジュールが白紙でも『詰まってますね。楽太郎でいかがですか?』と売っちゃうんだよ。もう直接交渉しちゃってさ」

 なんて話していたものだ。まあ、先代の円楽師匠も売れっ子だったし、事務所も目をつぶっていたんだろう。

 
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